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【相席スタート・山﨑ケイ連載 vol.18】『婚活の次は妊活!?〜私が今やっている妊活のリアルな現状を語ります〜』のメイン画像

芸人の世界では妊活はかなりオープン。 私に続き、夫も検査へ!

まず私は、妊活を目的とした婦人科検診を受ける〝ブライダルチェック〟からスタート。検査の結果、幸いなことに問題はなく直接不妊につながる問題は見つかりませんでした。
ただ、今現在39歳という年齢相応の状態なので、妊活をするならもちろんできるだけ早いほうがいい、という診断結果で。それを夫に伝えると
「じゃあ俺も調べないと」
と自ら検査をしたいと言ってくれました。

あ、全然抵抗ないんだ。と思い、聞いてみると、全く抵抗ないとのこと。芸人の特性もあるかと思いますが、夫だけではなく私の周りの人たちに関していうと、妊活について話すこと自体が男女ともにかなりオープンです。
一般的には最近は直接聞いたりしないんでしょうけど、普通に
「子どもとかどうするの?」
と聞かれるし、ずばり聞かれたところで私も全く嫌な気持ちにはならないので、
「欲しいとは思ってるんですけどね」
と答えると、
「ウチも不妊治療で授かったんだけど」
とか
「俺もこの前検査したんだけど」
など結構深いところまで話してくれたりします。

さて、夫が自ら検査を申し出てくれたのですが、私はよく聞く採精室みたいなところで・・・、と思っていました。ですがコロナ禍ということもあり、来院は1人でというのが、私が通っている病院のルールのようで、驚きの方法で検査することに!本当はここで包み隠さずお話したいのですが、文字にすると生々しくなってしまうので(笑)、割愛させていただきます。
いつか、いい機会があればお話ししますのでその時に聞いてください!

前述の病院のルールにより、夫の検査結果も私が先生から直接聞くことになりました。

先生曰く、
「旦那さんの状態は・・・(何か資料のようなものを見て)・・・(ちょっとだけ笑って)・・・うん、めちゃくちゃ元気!」
と、ちょっと笑っちゃうほど問題なかったようです!

それを夫に伝えると安堵とともに、ちょっと誇らしげな顔をしていたので(笑)、私もその日は「めちゃくちゃ元気くん!」というあだ名で呼んでみました。すると、めちゃくちゃ元気くんは、めちゃくちゃ元気に「はいっ!」と答えてくれました。

そんな夫婦のやりとりがある中で、これから先、もしかしたら辛い思いをすることもあるかもしれないけれど、少しでも前向きなことがあったときはこんなふうに楽しんでいけたらいいな、と思っています。

とりあえず、お互いに問題はないという状態で妊活のスタート地点に立ちました。

だからといってじゃあ、すぐ思い通りになるか、というとそうでもなく。
まだ始めて3ヵ月ですが、毎月「あぁダメだったか・・・」という気持ちと「今まで通り仕事できるぞ!」と少しホッとする気持ちが交錯した、複雑な気持ちです。

もしかしたら問題がないのが問題なんじゃないか・・・問題がわかっていれば解決する方法もあるけど・・・と不安になってみたり、〝妊娠初期〟とか〝妊娠したかも〟とかいろんなワードで検索しては、「この症状あるかも!」とか小さなことに一喜一憂してしまう今日この頃です。

病院通いはどんな感じかというと、排卵日を特定するために1回、さらにその後ちゃんと排卵されたのかを見るためにもう1回、月に2回検査があります。それ自体はそれほど苦痛ではないのですが、生理から数えて何日目に必ず行かなくてはいけない、というずらせない予約をしなければいけません。
私が通っている病院は朝8時からやっているし、日曜日もやっているのでとても通いやすいのですが、そういう病院が家から離れたところにしかない方や、決まった時間で働いている女性にとっては中々大変だろうなと思います。

診療時間だけではなく、そもそも病院選びって大変ですよね。ネットのコメントとかも気にし出すとキリがないし・・・。私の場合は、とにかく通いやすいが第一条件で病院を決めたのですが、結果的に女性のサバサバした感じのお医者さんで、私の性格に合うタイプでした。だから通うのが全然苦痛ではないんです。自分の生活に合う病院を見つけて、さらに自分に合う先生を探すことも、妊活の重要なポイントだと思います。

検査もめちゃくちゃ高いわけではないですが、保険がきかない検査もあるので積み重ねていくと結構な出費になります。
ウチは、そういうことを全て共有するという話になっているので、

「今日はこういう検査をしてちょっと痛かった(泣)。お金もこれくらいかかって、2人のお財布から出しました!」

などと、すべて夫に説明しています。夫はそれを、興味を持って聞いてくれるし、知りたいと思ってくれるタイプなのもよかった。これからも、プレッシャーを与えない程度に共有しながら、妊活をしていきたいと思っています。

次回は「大変なのは女性だけじゃない。妊活は夫婦2人ともが思いやることから」をお届けする予定です。

profile

山﨑ケイ
やまざき・けい 1982年 6月13日生まれ、千葉県出身。吉本興業に所属するお笑い芸人で、山添寛と 2013年に〝相席スタート〟を結成。2016年には『M-1グランプリ』のファイナリストになる。ネタでもある〝ちょうどいいブス〟目線で書いた著書『ちょうどいいブスのススメ』(主婦の友社)などがある。

イラスト/サヲリブラウン、取材・構成/若山あや

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