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【相席スタート・山﨑ケイ連載vol.6】「結婚によって見えてくる、お互いの価値観の違いについて」のメイン画像

価値観や意見の食い違いは精神的に、 物理的に解決しなければいけないのが結婚かな

このように結婚したら、お互いの価値観から生まれる意見の相違や、ちょっとした ハプニングがしょっちゅう起こります。

そして私がいま直面していることといえば、まさにこの家事への考え方の違い。夫は、〝家事を一緒にやる〟のではなく、〝まだ手伝う感覚でいる〟とよく感じるんです。

たとえば、私が洗濯物を分けて洗濯機にかけるとします。すると夫は、洗濯が終わり私がハンガーにかけるものとピンチハンガーに吊るすものと分けた頃にやってきて、そのどちらかを選んで手伝おうとする。そのとき私は思うわけです。
あ、この人ここでやった気になってる。最初から最後まで全部やる気はないんだな、と。

そこで私はイラッとするんですが、一生一緒にいるつもりで結婚したわけだから、こんなことで一生イライラしていくわけにはいかないと思い直しました。じゃあ どうしたらいいかを考えなければいけないのです。街のカップルのように、喧嘩をして「プイッ」と別方向を向いて歩いてしまうのではなく、腹が立つことを両者の視点から、精神的に、そして物理的に解決することが結婚というものなのではないでしょうか。

お互いに言い分を聞きながら色々話した結果、洗濯は前よりもやってくれるようになったのですが、掃除はやはりタイミングがわからない様子。

そこで、洗面所、トイレ、キッチンの掃除は2週間に1度、交代ですることにしました。気になったときは、私が担当の週でなくても軽く掃除したりすることもありますが、両者納得のうえで分担制度が作られたことで気持ち的にはとてもスッキリしました。

しかも、私が掃除したときには「ありがとう」と言ってくれるようになったのです!

ただ幸せを求めているだけでは、結婚は長続きしません。そうやって日々の小さなことから、ひとつずつ乗り越えていくしかないんですよね。

次回は『結婚は〝タイミング〟だなんて聞くけど、ところで〝結婚のタイミング〟って何? 』をお届けする予定です。

Profile

山﨑ケイ
やまざき・けい 1982年 6月13日生まれ、千葉県出身。吉本興業に所属するお笑い芸人で、山添寛と 2013年に〝相席スタート〟を結成。2016年には『M-1グランプリ』のファイナリストになる。ネタでもある〝ちょうどいいブス〟目線で書いた著書『ちょうどいいブスのススメ』(主婦の友社)などがある。

イラスト/サヲリブラウン、取材・構成/若山あや

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