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業界実話怪談。背筋も凍る、本当にあった怖〜い話【実家にいた女の子編】 のメイン画像

転勤族で引っ越しが多かった学生時代

親の仕事の都合で、とにかく引っ越しが多かったY。大人になるまで様々な都道府県に引っ越したため、その土地土地で思い出がある。今回は大学生のころ、埼玉県で体験した話。

深夜0時をまわり、課題を終えたYはいつものように自室のベッドで眠りについた。ふと夜中に目を覚ますと、自分が金縛りにあっていることに気づく。霊感があるわけでもなく、金縛りそのものが初めての体験だったY。「何これ⁉」と困惑するも、体を動かすことはおろか、声を出すこともできない。ただただ体が重く、言うことを効かない、そんな状況だった。

なぜか〇〇だけが勝手に動く

とはいえ、体を動かせないこと以外の変化はなかったため、「めんどうだな・・・これどうしたらいいんだろ・・・」と軽く考えていた。すると突然、Yの意思に反し、目線が勝手に右側の方へと向いたのだ。さすがに動揺したが、自らの意思では視線を戻すことはできない。

そして強制的に向けられた目線の先には、薄暗い部屋の中で、体育座りで顔をうずめた女の子がいた。もちろん知らない、家族でも誰でもない、見ず知らずの女の子だ。その瞬間、身の毛がよだつのを感じた。ただただ怖い。けれど、自分の意思では目も瞑れない、声も出ない。すると、女の子が顔をあげようとしたのが見えた。その瞬間にYの意識はとんだ。

気づけば朝を迎えていた

翌朝、両親にその体験を話すも、「寝ぼけてたんじゃないの?」と笑い話にされる。Y本人も「まあ確かにそうかも・・・」と思い、あまり気にしないことにした。
その後も忘れた頃に、数回金縛りにあったが、あの女の子が現れることはなかった。きっと勘違いだったんだ、と実感したY。そしてそのまま、あの日の恐怖体験を忘れることになる。

引っ越しのときが訪れると・・・

父の転勤が決まり、2年ほど住んだその町を離れるときが来た。荷造りを終え、引っ越し屋が荷物をトラックへと詰め込んだ。そして自分たちも出発のために車に乗り込もうとした、そのときだった。
突然、Yの右肩がズンッと重くなったのだ。「何これ?荷物を運んだから?」と思い、肩を回したり動かしたりしても、まったくよくならない。車に乗り込むもとにかく重い。

突然恐怖に襲われるY。「なんかものすごい怖いから・・・今すぐ出発して」と無意識に親にそう頼み込んでいた。鬼気迫るYの様子に驚いた両親は、すぐに車を出し、新居へと向かった。その土地を離れるにつれて、原因不明の肩の重みは軽くなっていったという。

Yはふと、〝あの女の子〟を思い出した。もしかしたら、あの金縛り後もずっと一緒にあの家に住んでいて、一家の引っ越しを寂しく思い、Yの肩を掴んで引き留めたのかもしれない。

文/andGIRL編集部

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