【SixTONES・髙地優吾】「良介とはすごく感性が似ている気がします」舞台『ある日、ある時、ない男。』ロングインタビュー

今回のカバーは主演舞台『ある日、ある時、ない男。』が公演期間中の髙地優吾さんが初登場！舞台のお話に加えて、髙地さんのトリセツになりそうな質問に答えてくださいました。日常生活の様子から、SixTONESのメンバーから愛されていることも伝わってきます！

【髙地優吾】舞台『ある日、ある時、ない男。』に打ち込む心境や思いをインタビュー

稽古期間中にインタビューに答えてくれた髙地さん。今回主演を務める作品は、ドラマ、舞台、ミュージカルと幅広いジャンルの脚本や演出を手がける西田征史さんの完全オリジナルストーリー。髙地さん自身が、脚本を読みながら声を出して笑ってしまったというエピソードもあり、面白い舞台になりそうな期待が高まっている。

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こうと決めたらひたむきにがんばるところが良介と似てる

「最初に脚本を読んだときは、場面展開が多いみたいだなって思いました。何て言うんだろうな、映像のような作品というか。それを舞台でどう表現していくんだろうなって印象がありました。そしてお話がすごく面白いんですよ。ちょっとしたすれ違い、ズレの面白さみたいなものがいろいろあって。行動が面白いところもあれば、人間の成長物語に見える部分もあるし、いろんな面白さがある作品になるんじゃないかと思います」

今作で演じることになる車谷良介は、金なし、職なし、運なしのツイてない男

「良介はピュアで真っすぐな男のコなんだけど、ついていないんです。根が真面目なので自分のためというより、人のためにがんばる男のコって印象がありますね。僕と良介との共通点は、自分でいうのもヘンだけど、一度決めたことに関しては、ひたむきにがんばるところかな（笑）。コツコツやりとげるところは自分の性格と似ているかなって思います。あと、これも自分で言うのもどうかなって思いますけど、ピュアなところ。僕もすごく素直に思ったことをすぐ口に出しちゃうんですよ。良介とはすごく感性が似ている気がします」

稽古に入る前に脚本・演出の西田さんと読み合わせも

「良介という人物の認識は、意外にも西田さんと合致していました。初回の読み合わせから、『いいキャラクターだね。すごく見えてきたよ』と言ってくれたので、すごく自信につながりましたね。演出の西田さんは優しくて、演者の気持ちをすごく汲み取ってくれる方です。稽古中は『気持ち的にやりやすい？動きにくくない？』『自分が脚本を書いたときはこう思ったけど、そういうとらえ方もあるよね』と、演者と一緒に考えて柔軟に対応してくださいます。僕が稽古でいろいろ試して、いいと思えば『あの動き面白かったね』と伝えてくれるし、逆に違うなと感じたら『それよりオレはこっちのほうが好きだったかな』ってはっきり言ってくれて。演者のすることに敏感に反応しつつ、ほどよく野放しにしてくれるので、もっといろんなことをやってみようと思うんですよ。だから稽古も楽しいです。本気で楽しめるようになるまでには大変なところもいっぱいあるけど（笑）」

Information

舞台『ある日、ある時、ない男。』

運もお金もない男・車谷良介が暮らす街に、巨大ショッピングモールがオープン。住民たちの高揚した空気が満ちる中、彼の耳に一攫千金の情報が入ってくる。良介は親友・土居を巻き込み、人生の一発逆転を賭けて動き出す。ジャンルを問わず、話題作の脚本や演出を手がける西田征史が作・演出を務める。9月16日（火）まで東京グローブ座にて上演中。他、大阪、福岡公演あり。

Profile・こうちゆうご

3月8日生まれ、神奈川県出身。SixTONESのメンバーとして2020年1月にCDデビューを果たす。舞台『Come Blow Your Horn ～ボクの独立宣言～』に主演、ドラマ『ムサシノ輪舞曲』にも出演するなど、俳優としても活躍。また9月10日、SixTONESの16枚目のシングル「Stargaze」が発売。

撮撮影／倉本侑磨（Pygmy Company）　スタイリング／柴田拡美（Creative GUILD）　ヘアメイク／濱野歩美（Nestation）　取材・文／佐久間裕子　※andGIRL秋号2025年より