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タレント・ゆうたろうの怖い話〝夜中に訪れた人編〟。枕元にいたのは、なんと石原裕次郎だった!? のメイン画像

Check!裕次郎さんが夜中に現れて「あとは頼むぞ!」と僕に言ったんだ

僕が、石原裕次郎さんのモノマネをするタレント〝ゆうたろう〟になったワケなんだけど、実はここにも、僕の不思議な体験があったんだ。

遡ること、27年ぐらい前の話。僕はいわゆる芸能一家に生まれ、幼少期からドラムを叩いていたし音楽をやっていたから、自然とミュージシャンを目指していたのね。それで、ご縁があって作曲家の弦哲也先生のところで、付き人や裏方の仕事をしていたの。

 弦先生のお世話だけじゃなく、弦先生のところにいたお弟子さんやタレントのマネージャー業務も請け負っていて、自分はというとなかなかミュージシャンとして芽が出なかったわけ。ただただ、マネージャー業務で忙しい毎日だった。

そんなある日の夜のこと。僕が自宅の部屋で寝ていたら、突然「おい!起きろ!」って声がして「え?」って目を開けたら、枕元に石原裕次郎さん、足元の方に渡哲也さんが立っていたの!
昭和の大スター石原裕次郎さんの顔と名前は知っていても、世代は違うし、なぜ僕の部屋に2人がいるのかさっぱりわからずに(なんなら渡哲也さんはご存命だし)、飛び起きたんだよね。そして僕がベッドから離れたその瞬間に、裕次郎さんが僕のベッドに横たわったわけ。渡さんは、変わらずベッドの足元の方に立っていたの。

そのあとひと言、裕次郎さんから「あとは頼むぞ!」って言われて、そのまま2人はいなくなったんだ。

Check!刑事(デカ)だけに、デカいグラスを持たされて、その日から〝ゆうたろう〟に

翌日、その話をお袋にしたんだよね。なぜなら、僕のお袋は、僕以上にいろんなことに敏感で視える人だったから。そうしたら「やっぱり、あんたのところにも来た?そういえば昨日あんた、裕次郎さんと夜中話してたでしょ。裕次郎さん、あんたのベッドに寝てたわよね」って事細かいことまで言われてびっくり!

石原裕次郎さんはすでに亡くなっていたけど、渡哲也さんはご存命だし・・・夢枕?予知夢?不思議体験?この状況をどうやって説明したらいいか、ちょっとよくわからないんだけど・・・。
そんな謎の体験をしつつも、翌日に制作会社にあいさつ回りで行ったときのこと。制作会社の人から「お前、石原裕次郎に似てるからモノマネしてみないか?」って声をかけられて「そんな、できないですよ。やめてくださいよ(笑)」なんて茶化してごまかしたんだけど、すぐにフジテレビの人気番組『ものまね紅白歌合戦』への出演が決まっちゃったわけ。それが、僕のベッドに裕次郎さんが立ったわずか数日後の話!

裕次郎さんのモノマネなんて1度もしたことないのに、決まっちゃったもんだからやらなければいけなくて、裕次郎さんのヒット曲『夜霧よ今夜も有難う』を歌ったんだ。関連の芸能事務所からは、稼いでこいって言われて、仕方なく出演して。『太陽にほえろ!』の 刑事(デカ)だけに、デカいグラスを持たされてさ、まったく昭和のお笑いだよね。

その後は裕次郎のモノマネタレントとして、どんどんショーパブ出演をつっこまれて、テレビも1回出たらその月から10本、20本と仕事が増えて、すっかり僕はモノマネタレントのゆうたろうになっていた。おかげで今も、裕次郎さんのモノマネをさせてもらっているってわけ。それにしても、不思議な人生だなぁ・・・。

Profile

ゆうたろう・1970年2月21日生まれ、千葉県成田市出身。昭和の大スター、石原裕次郎のモノマネをする唯一の芸人として知られ、石原プロからも公認されている。大きなブランデーグラスがトレードマーク。歌唱力も抜群で、見た目だけではなく歌う姿や声もそっくりなことから、石原裕次郎を知る世代から、若者まで幅広い層に人気。
撮影/アベユキヘ 取材・文/若山あや

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