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ハワイ旅行の新しいカタチ|人気ホテルが取り組む自然保護活動「マラマハワイ」のメイン画像

Check!知っておきたい!「マラマハワイ」って何?

今、世界中で広がっている「レスポンシブル・ツーリズム」という自然や環境の保護を意識した観光の取り組み。ハワイ州観光局では、そのレスポンシブル・ツーリズムをハワイ流に「マラマハワイ」と名づけ、ハワイの美しい自然や環境に思いやりの心をもちながら旅行を楽しむ、新たな旅のカタチを提案しています。

とはいえ、私たちにどんなことができるのか疑問に思うガールも多いはず。そこで、ハワイの美しい自然を守るために私たちができる具体例をまとめました。

 1.  ウミガメやイルカなど海の生物に出会っても15m以内は近づかない
 2.  リーフセーフの日焼け止めを使う
 3.  ネイティブハワイアンが古来より大切にする神聖なエリアには立ち入らない
 4.  マイバッグやボトル、ストローなどのECOグッズを常備する
 5.  森林を訪れる際は微生物や菌を運びこまないように靴・衣服の泥や汚れを落とす


以上の5つがハワイ州でも提言されていることです。いつも癒しとハッピーを与えてくれるハワイに恩返しをする気持ちで、新しい旅のカタチ、マラマな旅を楽しみましょう♡

水の保全に貢献!

01Prince Waikiki(プリンス ワイキキ)

魚と野菜を一緒に育てる屋上庭園「アクアポニックス」が話題

プリンス ワイキキでは、ハワイの街並みを見渡せる4階テラスで屋上庭園「アクアポニックスガーデン」が造られています。「アクアポニックス」とは、化学物質を一切使わず、魚の養殖と水耕栽培をドッキングさせたシステムのこと。

タンクで泳ぐ魚の排泄物を含んだ栄養たっぷりの水が、植物の栽培床にポンプで送られます。そして、その栄養を植物が吸収することでろ過された水が魚のタンクに再循環されるという、画期的なシステム。

通常より90%も水の使用をセーブできるうえ、化学物質を一切使わないためオーガニック野菜を作ることが可能だそう。環境に配慮された圧巻の栽培方法なんです!

オーガニックレタスが通常の1.5倍も早く成長!

画期的なシステムにより通常の1.5倍ほどの早さで、野菜も成長するそう。しかもアクアポニックスガーデンで収穫された野菜は通常よりも甘くできあがるのだとか。

シェフ自ら大切に育てるリリコイは自慢の逸品

屋上庭園には野菜のほかに、リリコイなどの果物も栽培されています。シェフが自ら愛情深く育てている野菜や果物は、ホテル内のレストラン「100Sails Restaurant & Bar」 でご賞味あれ!

「100 Sails Restaurant & Bar」で堪能するアクアポニックス産のお料理

プリンス ワイキキ発の地産地消と言えるお料理がこちら。メイド・イン・ハワイのエスプリをたっぷり楽しめます。

(右)アクアポニックスガーデンで栽培された野菜と、ザクロとリリコイをメランジ風に和えた美しいプレートは、ヴィネガーソースを添えた「GARDEN VEGETABLE MELANGE($15)」(左)「GRILLED ROMAINE($18)」は、ワイマナロのカネコア・ファームで採れたベビーロメインレタスをグリルした一皿。ハート・オブ・パームという椰子の芯と一緒に柚子コショウのソース(柚子胡椒ビネガードレッシング)で和えられています。

【HOTEL DATA】
●​PRINCE WAIKIKI
​​住所:100 Holomoana Street Honolulu
電話番号:+1(808)956-1111(代表)
URL:https://jp.princewaikiki.com/

【RESTAURANT DATA】
●100 Sails Restaurant & Bar
住所:100 Holomoana St 3rd Floor, Honolulu
電話番号:+1(808)944-4494
営業時間:(朝食)月曜〜土曜 7:00〜10:30、日曜7:00〜9:00 (ブランチ)9:00〜13:30  (ディナー)月曜〜水曜17:00〜21:00、木曜〜日曜17:00〜21:30 年中無休
URL:https://jp.princewaikiki.com/restaurant/100Sails

海洋環境に貢献!

02星野リゾート サーフジャック ハワイ

海を守るためにプラスティック削減やリーフセーフの取り組みを推進

サーフカルチャーが全盛期だった1960年代の「ミッドセンチュリーハワイ」からインスパイアされたブティックホテル、星野リゾート サーフジャック ハワイ。

ハワイらしい陽気でリラクシングなインテリアが魅力のホテルでは、その起源とも言うべきサーフィンに欠かせない、美しい海を守るための取り組みがたくさん成されています。

ペットボトルフリーやポンプボトル式のアメニティを導入

自然や海洋を汚染し海の生態系を破壊すると言われていることから、今、世界中で提唱されているのが、石油系プラスティックの削減。​「サーフジャック ハワイ」では、2016年の開業当初からペットボトルフリーの取り組みがされているそう。

客室にはペットボトルのミネラルウォーターを置かず、公共スペースに設置されたウォーターサーバーからマイボトルに水をストックしてもらうように推奨しています。もちろん、その場で飲めるように紙コップも用意されているのでご安心を。

また、2019年から客室に置かれたシャンプーなどのアメニティが、個包装のミニボトルではなく、ポンプボトルの詰め替え式へと変更になりました。これにより、石鹸類の廃棄が削減され、より環境への負荷を低減することが可能になったそう。

ちなみに、こちらのアメニティはサーフカルチャーをインスピレーション源に商品開発をしているカリフォルニア発のブランド「BYRD」。昆布や緑茶、アロエベラなどのナチュラルな成分を含んだシャンプーとコンディショナーは、ココナッツの香りが漂い、ハワイ感をたっぷりと楽しめますよ。

全客室におしゃれでECOなトート・バッグを用意

2020年からハワイ州ホノルル群では、スーパーマーケットなどでプラスティック製ビニール袋の配布や販売が禁止になっています。

「サーフジャック ハワイ」では、開業当初からホテルオリジナルのコットン製トート・バッグが客室に完備されているので、日本からECOバッグを持参し忘れても大丈夫

しかもおしゃれなデザインで、横40cm×縦36cm程というビッグサイズなので、ビーチやショッピングなどへ出掛ける際に重宝しそう。フロントで購入もできるので、日本へのお土産(オリジナル・トート・バッグ$26.18)にもできますよ。

プールサイドにはリーフセーフの日焼け止めを常備♡

2021年よりハワイ州では、サンゴ礁の石灰化を促進すると言われる有毒な成分(オキシベンゾンやオクチノキサート)が含まれる日焼け止めの販売が禁止されているのはご存知ですよね?

「サーフジャック ハワイ」では2017年からいち早くこの取り組みをスタートし、リーフセーフの日焼け止めディスペンサーをプールサイドに設置!無料で使うことができるんです♡

提供されている日焼け止めは、環境に配慮したサンスクリーンのパイオニア的ブランド「Raw Elements USA®︎(ロウ・エレメンツ)」のもの。ナチュラルかつオーガニックな成分を使用しているから、肌にも優しい日焼け止めです。こちらの日焼け止めは、ホテルのショップでも購入できます。(チューブタイプ$21.49、ポマードタイプ$20.99)


【HOTEL DATA】
●星野リゾート サーフジャック ハワイ
​​住所:412 Lewers Street Honolulu
電話番号:+1(808)923-8882(代表)|0570-073-022(星野リゾート予約センター)
URL:https://surfjack.jp/

ハワイの自然・文化保護に貢献!

03The Kahala Hotel & Resort(ザ・カハラ・ホテル&リゾート)

メイド・イン・ハワイのアクティビティを楽しんで環境保護を学べる!

ワイキキの喧騒から離れた、穏やかで静かなカハラ地区に佇むハワイ屈指の高級リゾート、ザ・カハラ・ホテル&リゾート。豊かな自然に包まれたカハラホテルでは、その環境を生かして、様々な環境保全や文化保護の取り組みがされています。

KISCAプログラム(カハラホテル独自のサステナビリティ・文化・芸術保護の活動)を立ち上げ、ホテルのゲストを対象にハワイアンカルチャーのワークショップを開催したり、森林再生のための植樹をしていたりなど、ハワイの文化と自然を継承する活動に貢献しているそう。

写真(上)は、古代より継承されたハワイアンアート「ハク・クペエ」を作るクラスの様子。フラダンスの際にダンサーが身に付けているあの可愛いブレスレットです。伝統的な手法でラフィアとシダ、生花を使って実際に作った後、フラダンスのクラスを受けるというのも旅の思い出になりそう♡

ホテルの可愛い草花を使った「レイメイキング」の教室

ハワイでは「愛」や「友情」の印とされ、感謝やお祝いなど特別なシーンで贈られるレイ。そのレイをつくる教室が、ホテルの敷地内で育てられた季節のお花や草を使って、定期的に開催されています。

ハワイの伝統文化を学びながら、美しいお花も堪能できるレイメイキングは、心が洗われそう♡

世界で1つのしおりを製作する「ハワイアンパターン・スタンピング」教室

ハワイでショッピングをするとベッドカバーなどで必ず見かけるハワイの伝統的な幾何学模様。その幾何学模様が彫られた竹製のスタンプ「オヘカパラ」を使って、自分だけのしおりを作るクラス。

和紙のようななめした樹皮を使った紙を使い、自分好みのスタンプをポンポンと押しながら、世界で1つのオリジナリティ溢れるしおりを作れます。読書が好き♡というGIRLにおすすめの教室です。

カハラ周辺の歴史を学ぶ「ハワイの語り部による物語の時間」

美しいカハラビーチを眺めながら、ハワイ王族の聖地であったカハラ地区の歴史や物語をハワイ文化継承者から聞くクラスです。ハワイを統一したカメハメハ1世がオアフ島に初めて降り立った場所と言われるカハラの魅力をたっぷりと学べます。

キラキラの日差しと青い海を目前に感じながら、昔のハワイにタイムスリップした気分を味わって♡

キッズも大興奮!ハワイの海洋生物と触れ合う「ライブ・タッチタンク&コーラル アクティビティ」

ハワイ周辺に生息する海洋生物について学びながら、実際に触れられるクラスがこちら。海洋生物を守ること、そしてその生態系に欠かせないハワイの美しいサンゴ礁を保護することを実際に触れて、感じてもらおうという教室。

日本では見られない珍しい海の生物と触れ合えるチャンスなので、お子さん連れのファミリーにもおすすめ♡

ホテルに宿泊するだけでもOK!牧場に植樹をする活動に参加できる

カハラホテルはNPO団体と協力して、オアフ島北部のガンストック牧場にある「ザ・カハラ・レガシー・フォレスト」にハワイ固有種の「ミロの木」を20万本植樹し、ハワイの森林を復元する活動をしています。

チェックインの際には、1日$10にて植樹やその他のKISCAアクティビティへ貢献いただけることをお客様にご案内。また$60にてご自身の木に好きな名前を付けて植樹できるそう。

しかも、チェックアウト時にGPSの座標入りの証明書をもらうことができ、そのGPSで植樹した木の成長をオンラインで観察できるんです!

ノースショアまで行けなくても植樹できるサービスも♡

とはいえノースショアって結構遠いよね・・・なんて思っている人も多いはず。現地まで行けなくても、ホテルのガーデン内に設置された苗床で苗を選べば、ホテルのスタッフが代わりに植樹してくれるサービスもあるからご安心を!

ハワイの美しい自然を保護するために、何かカタチとして残したいというGIRLはぜひ参加してみませんか?大好きなハワイの大地ですくすくと育つ木の成長を日本にいても見守れるなんて、ロマンティックですよね。


【SHOP DATA】
●The Kahala Hotel & Resort
​​住所:5000 Kahala Avenue, Honolulu
電話番号:+1(808)739-8888
URL:https://jp.kahalaresort.com/
※アクティビティは基本、宿泊者のみ参加が可能です。



いかがでしたか?私たちの癒しの場であり、エネルギーを与えてくれるハワイ。その美しい自然や環境をこれからも持続させるために、私たちができる身近なことから始めてみると良さそうですね。

協力/ハワイ州観光局 撮影/Akira Kumagai 取材・撮影協力/Kiyomi、andGIRL編集部 文/Atsuko

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