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【芳麗・女と文化の話】いつも身近に愛が溢れている!AIが語る、自分から愛を発する生き方 のメイン画像

Point!多くの人が言えずに悩む不妊についての深い葛藤

芳麗 私生活では2014年、33歳のときにご結婚、34歳と37歳のときに出産されています。キャリアとの両立も含めて、人生の選択には悩まなかったですか?

AI   悩みましたよ!ダンナさんとは長いお付き合いだったし、結婚するなら彼だと決めていましたけど。時期には悩みました。キャリアを持つ女性はみんな悩むと思うけど、私も先々まで仕事の予定も決まっていたし。子どもを持つことも計画するなら「いつがベストかな?」って。

芳麗 タイミングは考えるほど悩ましいですよね。

AI   はい。でもね、いくら考えてもベストなんてわからないし。妊娠可能な時には期限があるから、自ら決断するしかないんですよね。それに子どもって欲しいと思ったときに必ずできるわけじゃないから。結婚して「よし、子どもを作ろう」と思ったものの、なかなか1人目ができずに悩んで・・・。

芳麗 そうだったんですね。

AI  私にとって、子どもを持つことや子育ては昔から願っていたことであり、人生最大の目的でもあったから。なかなか子どもを授からなかった時期はすごく焦りました。しかも、妊娠に備えて仕事も休んでいて、復帰を待ってくれているファンの方々の声も届いていたから。ますます苦しくなって、あのときは、また自我が揺らぎましたね。

芳麗 妊活の悩みは、深いなと思います。自分の努力でどうにかなるものじゃないですからね。

AI   はい。どん底まで悩みまくって、最終的には「子どものいない人生も楽しもう」というところまで覚悟を決めて。身近な40代のお姉さんに「病院に行ってみようかな」と相談したら、「実は自分も悩んで病院に通っていたよ」とおっしゃる方々が何人もいて。

芳麗 口外はしないけど、ある程度の年齢の女性の人は通っている人が多いですよね。不妊かどうか調べるのはもちろん、妊娠の可能性を高めるためにも。

AI   実は、そうみたいですね。私も思い切って病院に検査しに行ったら、長蛇の列でした。「みんな悩んでるんだな」と知って私は救われたから、今悩んでいる人にも「1人じゃない」と伝えたいです。

Point!理不尽やセクハラにはNO!愛を持って正々堂々と生きて

芳麗 AIさんは自身にも周囲にも愛が溢れていて、すごく愛される人という印象があります。どうすれば、そういう環境が作れると思います?

AI 何だろう?いつも考えているわけじゃなくて、今ふと思ったことだけど、自分から愛されるように相手に接することじゃないかな。たとえば、感じの悪いおじさんにも、自分から笑顔で接するとかね。媚びることとは全然違いますよ。機嫌が悪い人って、きっと何かしら原因があるはずだから、ムカつくよりも先に、「どうしたのかな?」という心配しつつ観察してみる。

芳麗 愛あふれる母性的な視点ですね(笑)。

AI そうそう。私なんて母親になってから、年上の人も可愛く思える瞬間が増えちゃって(笑)。でも、本当に理不尽なこと言われたりやられたりしたら、「何でですか?」って言い返してもいいと思う。

芳麗 大事ですよね。セクハラへの対応とかもね。

AI セクハラはケースバイケースなので対応が難しいですけど。たとえば、仕事場であろうとも、人となりを知る相手なら、「NO」の意思は伝えられたらいいですよね。昔、知人の女子がセクハラされているのを目撃したことがあるんですけど。話を聞いたら、「嫌なのに仕事のためにNOが言えない」と泣いていたんですよ。思わず、叱っちゃったもん。「そんな安っぽいことで仕事もらわなくても、あなたには十分価値があるから!」と。「自分を大切にして、実力で仕事を取ろうよ」って全力で伝えました。

芳麗 その通りですよね。

AI セクハラの加害者は男性だけでなく、女性の場合もありますけどね。

芳麗 もちろん、そうなんですよね。

Point!インスタでは子どもの顔を公表。その心裏にある葛藤と願い

AI 私が思うのは、もっと男も女も、世界は1つだって思えたらいいですよね。どこの国の人でも、どんな立場にいる人でも、人間同士はシンプルに話せばわかりあえるはずだから。

芳麗 ホントですね。実はシンプルなことを複雑にしているのも、人間だなって思います。そう思えない人が多いけど。AIさんが世界は1つだと心から思えるのは、育った環境も大きいのかな? 

AI きっとそうですね。子どもの頃から、ありとあらゆる人種のおばちゃんが身近にいて、血が繋がっていようといまいと、全員を「アンティ」って呼んでいたんですよ。それから、教会のゴスペル隊に入ったときも、アジア人は私1人だけで。最初は仲間はずれにもあいましたけど、最後は仲良くなれたしね。いろんな人たちに出会ってきて思うのは、結局、人種じゃないんですよ。どんな考えを持つのかは、その人の環境によるし。その人となりって、国じゃなくて、醸し出す何かだなと実感します。

芳麗 とても同意です。やっぱり、いろんな人を知る、知ろうとするって大切だなと。結局、いろんな人や世界を知っていたら、他人や他国の問題も単なる他人事として蹴散らせないし、差別って起こらないと思います。

AI うん。出会うことですよね。私なんて子どもの頃から近所中が知り合いで、みんなに愛をもらって育ったから。今もそれを幸せに思っているから、うちの子ども達も、近所中の人に知ってもらっています(笑)。子どもがその辺を歩いていると、みんな声かけてくれる!

芳麗 お子さんたちは、インスタグラムに顔出しもしていますよね。

AI  そこはすごく悩んですよ。さすがに、SNSはどうだろうと。でも、うちの父親に話したら「そんなの!」って。皆さんに存在を知られて嫌な目にあうこともあるかもしれないけど、愛してもらえる方が大きいよと(笑)。

芳麗 お父さん、器が大きいなぁ(笑)。

AI ホント、そうだなと。嫌なこともあるだろうけど、愛も増える。強くて愛のある子になって欲しいから。今はそうしようと思っています。

今月のおすすめカルチャー

『IT’S ALL ME – Vol.1』AI

20周年を記念してリリースされた第一弾アルバムは、AIにしか作れない・歌えない。ジャンルも国境も軽やかに飛び越えた1枚。ドミニカ出身の女性ラッパー・Jenn Morelや台湾で大きな影響力を持つHIPHOPグループ・MJ116とのコラボ曲ではクールで新しい表現を見せつつも、「世界は愛で繋がれる」と根底のメッセージが心に響く。

芳麗(よしれい)
NHK山形局のキャスターを経て、文筆業に。女性の生き方にまつわるコラムとインタビューを主軸に、本誌のほか、雑誌、WEBなど多くの媒体などで連載・執筆。著作に「3000人にインタビューして気づいた! 相手も、自分も気持ちよく話せる秘訣」(すばる舎)、「LOVEリノベーション」(主婦の友社)など。好きなものは、旅とご飯とカルチャー全般。
https://fafa-yoshirei.com

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