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『ブラック・ショーマン』公開記念!俳優・岡崎紗絵さんにインタビュー!
9月12日(金)に東野圭吾原作の映画『ブラック・ショーマン』が全国公開。andGIRLのレギュラーモデルの岡崎紗絵さんも出演するということで、緊急インタビュー!モデルとしてではなく、俳優・岡崎紗絵としての思いを聞いてみました。
映画『ブラック・ショーマン』で演じる役や見どころについてインタビュー

<STORY>
元中学校教師である神尾英一が何者かに殺された。2カ月後に結婚を控えていた神尾真世(有村架純)だったが、父・英一の突然の訃報を受け、実家のある町に戻る。その町はコロナウイルスの蔓延以降、観光客も遠のき、活気を失ってしまっていた。そんな折に起こった殺人事件・・・。教師として多くの教え子から慕われていた英一はなぜ殺されなければならなかったのか。真実を知りたいと願う真世の前に現れたのは叔父の神尾武史(福山雅治)。かつてラスベガスで名を馳せた元マジシャンだ。 卓越したマジック(+手癖の悪さ)とメンタリスト級の巧みな人間観察&誘導尋問を武器にして、武史は、姪・真世と共に、大切な家族が殺された殺人事件の謎に挑む――!!
今回紗絵さんが演じる九重梨々香は主人公の真世(有村架純)の元同級生。
「九重梨々香は昔から目立った存在で同級生に昔から一目置かれています。広告代理店で働いていて、その存在の強さが装いにも表れています。衣装もとても華やかでした。キャラクター的にあまり周りに好かれるタイプではないかもしれません(笑)」
ー紗絵さんがそういう役を演じるのって珍しいですね。
「今までで強くて派手な役はなかったかも・・・。存在感を出すために監督とも話して、オーラがあるような服を着たいということで衣装にこだわりました。衣装合わせも数回やって、梨々香を創っていきました」
ー演じた役で過去そんな役ありました?
「ないですね。ズバッと切り込むキャラであっても、嫌われてるところまではいってない。今回はあの子面倒くさいなって言われるぐらいまでいくキャラですね」
ー新しい、これまでと違った岡崎紗絵が見れるんですね?
「こういう岡崎さんって珍しいねって田中(亮)監督や周りのスタッフさんにも言われました」
役を演じるにあたって、難しかったとことや工夫したことってありますか?
「装いが、女優さんがステージに立つような空気をまとった人なんです。私のこと今見てるよね?見られてるよね?というような周りの視線を意識している感覚を持ちながらやっていこうというのも監督ともよくお話しさせていただきました。〝オーラ〟というキーワードを心において演じました」
ー自分のキャラにないものを演じるときって、どうしているんですか?
「役のイメージや背景を言われたときに、その役に近い人を想像しながら、そして自分にあるものを持ち込んで作り上げていく感じです。少しずつ探りながら演じていますね」
今回の映画の撮影で印象に残ってるエピソードはありますか?
「ラストのクライマックスのシーンは自分たちも初めてみるマジックだったので、仕掛けが沢山あって、初めて見たときは素で驚きました。本当にマジックに魅せられるというか、すごく引き込まれました。次に何があるんだろうという、ドキドキを皆さんにも感じていただけるんじゃないかと思います」
ーandGIRLの撮影などモデルとしての紗絵さんは知っているけど、俳優の仕事のときは映画やドラマの待ち時間など現場ではどうしていますか?
「空き時間は、キャストの皆さんとお話していることが多いです。長い時間空く時は、各々自由に過ごしています」
ーちなみに台本っていつ覚えていますか?
「家や移動している時に覚えます。私はぱっと覚えられるタイプじゃないので、ぶつぶつと唱えながらセリフを覚えている感じです」
俳優として経験を積んできて、ここは成長できたかなって思う部分はありますか?もしかして今でも緊張とかしますか?
「全然緊張しますよ。自分が頭で思い描いてることと、実際の現場での動きが違うことはよくあります。例えばセットは実際見るまでわからないので、どんな感じなのか、現場に行ってみて初めて分かることもあります。昔は1パターンしか思いつけない、読んだときに自然とでた感情が全てだと思っていたけれど、現場でそうじゃなかったときにやっぱり戸惑う。最近はそのプランの種類が増えてきた気がします」
ー今まではAというパターンだけだったけど、BとかCとかっていうパターンも一応考えつつ台本を読んでイメージしていく?
「そうですね」
ーそれか現場に行ったときにAで考えてたんだけど、いやちょっとこれこっち側でとか、BとかCとか言われたときに、わりかし即興的に対応できるようになった?
「そのスピードがちょっと速まったかなというのは思います。昔はAでしか考えられなかったから、BとかCとか言われると結構パニック。そこを自分の中に落とすまでに時間がかかるし、現場のスピード感においてかれるんです。それがOKが出たとしても、〝今のでよかったのかな?〟というふうに思っていましたね。でもそれは監督に失礼でもあるから、監督がOKだったらいいんだって、いい意味で割り切ることが、昔よりできるようになってきましたね。ずっと引きずっていると他に影響がでそうですし(笑)」
キャリアを重ねて先輩としての自覚も出てきましたか?
「本当は一生後輩でいたいし、先輩を追いかけていたいんですけど、そうも言えなくなってきたんだなって。もう先生役をやるようになったり、スタッフさんが年下だったり、自分も年齢を重ねてきたんだと実感します。ほんとにイヤですよ(笑)。でもその半面、自分の背すじが伸びますね」
最後にアラサー女子に『ブラック・ショーマン』のおすすめポイントを教えてください!
「どの世代の方が見ても、すごく楽しい作品になっています。原作ファンの方を裏切らないような内容で、ストレートに楽しめる。マジックや仕掛けが沢山あるので次の展開のドキドキを体感していただきたいです。犯人が誰なのかという考察をしながら見てもらうのも1つの楽しみ方です!是非劇場でご覧ください!」
〜 INFORMATION 〜

©2025「ブラック・ショーマン」製作委員会
『ブラック・ショーマン』
公開日:2025年9月12日(金)
監督:田中亮
脚本:橋本夏
出演:福山雅治、有村架純、成田凌、生田絵梨花、木村昴、森永悠希、秋山寛貴、犬飼貴丈、岡崎紗絵、森崎ウィン、丸山智己、濱田マリ、伊藤淳史、生瀬勝久、仲村トオル他.
原作:東野圭吾『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』(光文社文庫刊)
配給:東宝
取材・文/andGIRLweb編集部


