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専門医が解説!デリケートゾーンの黒ずみ&ムダ毛問題。原因とケア方法・厳選アイテムまとめのメイン画像

間違ったケアや生活を続けると、どんどん黒ずんでしまうデリケートゾーン。今回は、そんなデリケートゾンの正しいケアについて、産婦人科医・福山 千代子先生にお話を伺いました!

教えてくれたのは、アヴェニューウィメンズクリニック院長・福山 千代子先生

Profile
日本産科婦人科学会専門医。金沢医科大学卒業。東京大学医学部附属病院、茨城県立中央病院で研修後、複数の病院で経験を積み、2009年11月より現職。クリニックは、医師をはじめ全て女性スタッフで構成されており、更年期障害をはじめ、月経痛や月経前症候群(PMS)などの治療も積極的に行っている。女性ホルモンに影響され様々な不調や悩みを抱える女性の生き生きとした生活を応援している。

そもそも、デリケートゾーンが黒ずむ原因って?

女性ホルモンの影響や、下着の締め付けによる原因が考えられます

「デリケートゾーンの黒ずみの原因は、VIOや鼠径部(太もものつけ根部分)といった箇所によって異なります。まず、VIOラインの黒ずみは、女性ホルモンの影響が大きいです。なので、性成熟期であるアラサー世代は、個人差はありますがきちんとしたケアをしていても黒ずみが出やすい部分になります。黒ずみの濃さは個人のメラミン色素の量に比例するので、もともと黒ずみが出やすい人もいれば、黒ずみが出にくい人も。

また、鼠径部あたりの黒ずみのいちばんの原因は〝下着の締め付け〟です。下着がきつかったり、肌に合わないナイロンの素材だったりすると、黒ずむリスクが高まります。他には、Vラインをカミソリで処理して肌が痛んでしまったり、デリケートゾーンのひどい乾燥状態も、黒ずみになる原因の1つ。もし、カミソリを多用したり保湿を怠ったりして黒くなった場合はカミソリの使用を避けたほうが良いですが、カミソリを使っていなくても黒ずんできた場合、それは年齢を重ねるとともに女性ホルモンの影響が大きくなったためと言えるでしょう」

デリケートゾーンの黒ずみを防ぐための方法とは?

下着の種類を変えるのも効果的!

「鼠径部の黒ずみを防ぐためには、〝毎日同じ箇所を締め付けないようにする〟というのがいちばん大切です。例えば毎日Tバックをはいてる人は、仙骨部分が黒くなりやすかったり、ガードルをはいている人は太もも部分が黒くなりやすかったりします。そのため、毎日履く下着の種類を変えて、締め付ける部分を分散させることが、黒ずみ防止に効果的です。普通のショーツ、Tバックといったデザインを変えたり、前日とは素材の違うものを選ぶなどといった工夫をしてみてください。

VIO部分の黒ずみに関しては、女性ホルモンを抑制してしまうのは根本的に難しいので、美容皮膚科・婦人科での治療をおすすめしています。当院では、「ハイドロキノン」でメラニンの産生を減少させ、「トレチノイン酸」(合剤)でターンオーバー(肌の生まれ変わりのサイクル)を早めるという処置のほか、より強い治療をご希望の場合は、レーザー治療も行っています。通う回数は個人によって異なりますが、通院は月1度程度でOKなので、もし黒ずみが気になって治療したいという人は、ぜひ1度婦人科に相談してみてください」

Check!デリケートゾーンの脱毛の方法は、個人の肌にあったものを見極めるのが重要!

「もしカミソリを使用したあとに黒くなってしまった場合は、カミソリの種類を変えたり、剃り方を変えたりして工夫をしてももともとの肌質がカミソリにあっていないため、どんどん黒ずみが進んでしまいます。そのため、黒くなってきたと思ったら自己処理は無理に続けないことが大切。レーザー脱毛をした方が黒ずみのリスクを減らすことができるので、クリニックでの処理をお勧めしています。

逆に、カミソリで処理しても黒くなりにくい人は、この方法が肌に合っているので保湿などに気をつけていただければこのままカミソリで処理をしていても問題ないでしょう。黒ずみができる原因はひとそれぞれなので、まずはその原因を見極めて、自分にあった脱毛方法を選んでみてくださいね」(福山先生)

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