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腸をもむだけでOK!医師がおすすめする腸活アクション
今、大ブームの「腸活」。まだやっていないなんてもったいない!腸内環境を整えれば、お腹の調子がよくなるだけでなく、美容面でも健康面でもいいことばかりなんです。最新研究でわかった腸の働きとともに、腸内環境を整えるアクションを、腸活の第一人者・小林暁子先生に教えていただきました。
脳も自律神経も免疫機能も、コントロールしているのは腸!腸内環境を整えると体が変わる
お話をお伺いした方・・・小林メディカルクリニック東京 院長 小林暁子先生

順天堂大学医学部を経て、同大学病院の内科・皮膚科に勤務。2005年に、「腸内環境を整 ること」を軸に、内科と皮膚科の見地を含めた総合的アンチエイジング治療を行うクリニックを開業。腸活に関する書籍も多数。
動きが悪くなった腸をもんで活発にして
「腸もみ」は食後30分を除けば、いつやっても大丈夫。毎日のルーティンとなるよう、起床後すぐ、寝る前など、決まった時間にやるといいかも!
「運動不足や自律神経の乱れによって腸の動きが悪 くなると、腸に便が溜まり、腸内環境が悪化する 原因に。腸に「動け」と指令を出すためにおすす めしたいのが、便が溜まりがちな四隅を刺激する 「腸もみ」です。仕事の合間やリラックスタイム に1 日30分程度行うだけで OK」(小林暁子先生)
腸もみ前に!呼吸で副交感神経を優位にすることからスタート

腸の動きと自律神経には密接な関係があるため、「腸もみ」の前に呼吸で副交感神経を優位にすることから始めて。肩の力を抜き、鼻からゆっくり4秒間息を吸い、口から8秒かけて細く長く息を吐き出します。これを10回繰り返して。
「腸もみ」では便が滞りやすい4カ所を刺激

助骨の下と腰骨あたりには便が溜まりやすい曲がり角があるので、ここを集中的にもみます。まずは右手で右の助骨の下を、左手で腰骨あたりに手を添え、つまむようにもみほぐします。

手の位置を上下入れ替え、同じようにもみほぐします。両側を合わせて2〜3分行えば、腸にちゃんと「動け」という指令が伝わるので、長時間やる必要はありません。
腸もみが簡単にできるグッズにも注目!

エステ向け機器を開発しているメーカーが、腸もみトリートメントを行うサロン施術を研究し、4 つの電極シートで再現したガジェット。chomomi 本体セット ¥49,500/伊藤超短波

ベルトをしてスイッチを入れると、もみ玉が回転して腸をマッサージしながら、温熱効果で腸の深部まで刺激。ケア時間はたった1分!腸ケア温熱ベルト ¥21,780/アメイズプラス
イラスト/腹肉ツヤ子 構成・文/水浦裕美 ※andGIRL2025年秋号より
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