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【卵子凍結】体験者が語る、感じたこと・大変だったこととは?|「30代前半にやればよかったと思っています」のメイン画像

実際にやってみてどうですか?卵子凍結を行った人に体験談を聞いてみた

サイバーエージェント勤務・M.Nさん(35歳)

会社の卵子凍結補助が始まったことで踏み切りました

パートナーはいないけれど将来的に子どもはほしいという気持ちがあり、32歳頃から卵子凍結について興味を持っていました。ただ、当時は費用がネックとなり、実際に凍結をするという決断には踏み切れずにいました。2年ほど悩んでいたところ、社内で卵子凍結に関するセミナーがあったので参加。そのあとに会社での補助が始まったため、すぐに申し込みをしました。

卵子凍結を行った医療機関は、会社から近いところにしました。採卵だけでなく、検査などで何度か通わなければならず、仕事をしながらでも通いやすい医療機関を選んだのは正解でした。

卵子凍結の工程の中で大変だったのは、排卵誘発剤の影響でお腹がパンパンに張ってしまったことと痛みでした。採卵前後の1週間は歩くだけでも振動がお腹に伝わり、鈍痛がありゆっくりしか歩けないほど。費用的には、会社の補助のおかげで数万円の自己負担ですませることができました。

実は採卵直後に数年ぶりに彼氏ができ、2024年1月に入籍しました。しばらくはタイミングにチャレンジして、それでも難しければ次のステップになったときの選択肢の1つとして、凍結した卵子を使うつもりです。

サイバーエージェントの卵子凍結補助って?

女性社員から希望の声があり、サイバーエージェントでは2022年7月より卵子凍結補助を開始。女性社員を対象に年齢に関係なく、卵子凍結にかかる初期費用のうち40万円を上限として補助。会社としては、子どもを持つかどうかは個人の選択ではあるものの、キャリア形成で重要な時期と妊娠適齢期が重なるという悩みに応えたいという思いがあるそう。

PR会社経営・M.Mさん(38歳)

将来、結婚したときのオプションとして卵子を凍結しています

30歳の頃から母に「卵子凍結をしたら」と言われていたのですが、その頃は「30歳だし結婚も出産もできる」という思いがあったため、やる気はありませんでした。

検討し始めたのは35歳のとき。同い年の友だちが離婚してすぐ、すでに子どもがいるのに卵子凍結をしたと知ってから。そのコが「再婚して2人目がほしくなった場合のオプション」と言っていて、オプションという言葉に共感。35歳という出産のリミットが見え始めてきた時期でもあったため、将来的に結婚したときのオプションとして卵子凍結をすることを決断しました。先に卵子凍結をやった友だちに話を聞き、同じ医療機関で受けることにしました。

私は卵子がとれやすい体質だったようで、1回の採卵で28個を凍結できました。ただその分、28回分の生理が来たのと同じ状態になり、採卵前日の夜に激痛に襲われて・・・。痛すぎて救急車を呼びたいけれど、呼んだら採卵ができなくなって今までの努力とお金が無駄になるため、ひたすら耐えました。苦しかったけれど、卵子凍結をしたことには満足。欲を言えば、もう少し早く、30代前半にやればよかったと思っています。

イラスト/腹肉ツヤ子 構成・文/水浦裕美

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