夏のマスク生活を涼しく爽快に乗り切る！マスクをつけても快適な暑さ対策テクニック

コロナウィルスによる感染が深刻な中、感染予防のために欠かせないマスク。とはいえ真夏の厳しい暑さをマスクで過ごすのはかなり過酷で、熱中症リスクも高まると言われています。そこで、夏のマスク生活を快適に過ごすためのテクニックを専門家や読者に聞いてみました！

Check!医師に聞く夏のマスク生活の暑さ＆熱中症対策法は？

教えてくださったのは・・・石原新菜先生

Profile

イシハラクリニック副院長、ヒポクラティック・サナトリウム副施設長、健康ソムリエ講師　https://kenkosommelier.jp/父の経営するクリニックで漢方薬処方を中心とする診療を行うかたわら、テレビ・ラジオへの出演や、執筆、講演活動なども行う。著書に13万部を超えるベストセラーとなった「病気にならない蒸しショウガ健康法」（アスコム）、「読む冷え取り」（主婦の友社）、など約40冊がある。「主治医が見つかる診療所」（テレビ東京）レギュラー出演。

Check!暑いだけでなく体に熱がこもりがち！熱中症リスクが高まるので注意して

「私たちは汗をかくことで体温を奪い、吐く息で体の熱を外に出して体を冷やしています。ところがマスクをすることで、マスクをしていない状態に比べ、心拍数や呼吸数が増えて、軽い運動をしている状態に。吐く息から熱を放散する量も減り、体の熱がこもりがちになって、熱中症のリスクが上昇する危険性があります」

マスクをして運動をすると皮膚温度が1.76℃も上昇！

「日本呼吸器学会などの専門機関によると、マスク装着し運動した人は有意に心拍数、呼吸数、二酸化炭素が増加、マスクをつけている部分の皮膚温度は、つけていない人の顔面に比して温度が 1.76℃上昇したとの報告もあります。夏のマスク生活には、暑さ対策と工夫がマスト！」

Check!綿100%で明るい色のマスクで熱を逃して暑さを軽減させよう！

「通気性がいいのは不織布よりも綿100%のマスク。洗って繰り返し使え、肌当たりも優しいのがポイントです。黒は色の特性として熱を吸収しやすいため、熱を吸収しにくい白や明るい色のマスクを選ぶのがおすすめ。ちなみにマスクの目的は、ウィルスブロックではありません。自分の飛沫を飛ばさないようにすることが、ある程度感染リスクを減らすことにつながります」