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業界実話怪談。背筋も凍る、本当にあった怖〜い話【出雲のパワースポット編】 のメイン画像

ある日突然、降って湧いた出雲取材

恋愛運をあげたくて、何年も前から出雲大社に行きたいと考えていた私。友だちと「今年の神在月に一緒に行こう!」と約束するものの、スケジュールが合わなかったり、飛行機のチケットが取れなかったり、数年間行くチャンスに恵まれなかった。そんなある日、突然降って湧いたように、舞い込んで来た出雲取材の仕事。それも、60年に1度の遷宮の年、そして旅費はタダ! もちろん二つ返事で仕事を引き受け、仲の良いカメラマンと2人で出雲へと飛んだ。

知る人ぞ知る、出雲パワースポット

現地では、ガイドさんに案内されて出雲大社をくまなく回り、すべてを見終わった頃には夕方近くになっていた。日没までにはまだ時間があったので、ガイドさんが「知る人ぞ知るパワースポットへご案内します」と、ある場所へと連れて行ってくれた。そこは、出雲大社から歩いて十数分のところにある神社の裏手の祭祀場の遺跡だった。その歴史は出雲大社の建立より数百年も古く、江戸時代にはその場所から、青銅製の戈とヒスイの勾玉が出土した場所らしい。

霊感の強い人は立ち入れないほどパワーが強いんです

「他の雑誌社の方をこの場所に以前お連れしたことがあるんです。その方は霊感が強い方だったようで、パワーが強すぎて近づけなかったんですよ・・・」そんなガイドさんの話を聞きながら、その場所へと案内された。せっかく穴場スポットを案内してくれたのだから、しっかり見学しなければいけない。ガイドさんに気を使って、なぜか私はそう思い、遺跡へと一歩、また一歩へと足を踏み入れた。

ブロック塀のようなもので囲われた中に、石が円形に並べられ、大きな木が植えられていた。周りを木々に覆われ、決して気持ちの良い場所ではなかった。その瞬間、ふっと寒気と違和感を覚えた。なんだか気持ち悪い。まるで誰かにどこかから見られているような・・・。

足を踏み入れるべきではない場所

ガイドさんとカメラマンに助けを求めるように振り返ると、すぐ後ろを歩いているはずの2人の姿がそこになかった。私の位置から5メートル以上遠くで立ち止まり、私の方を見つめる2人。とっさに、「どうして中に入らないんですか!?」と聞く私の質問に対して帰ってきたのは、「いや、ちょっとそこに立ち入るのはどうかと思って・・・」という返事。

やってしまった・・・そう思ったその瞬間、すーっと背筋が寒くなり、鳥肌が立つのを感じた。そして私は、逃げ出すようにその場から走って2人の場所まで戻った。
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