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寺島しのぶの〝私がアラサーだった頃〟迷い多きアラサー時代を生きるヒントについてのメイン画像

女優 寺島しのぶさん

唯一無二の存在感!ザ・女優の品格と色気にシビれます。 
スタジオに現れた瞬間、あまりの女優オーラにスタッフ一同騒然!唯一無二の存在感や色っぽさは、生粋の梨園のお嬢様である寺島さんが死に物狂いで努力を重ねた果てに、手に入れたものでした。
1972年生まれ京都市出身。大学在学中の92年に文学座に入団。96年に退団し、以降は舞台、映画、ドラマなど多方面で活躍。2007年結婚。12年に息子を出産。

順風満帆って言葉が嫌い。苦難に立ち向かった方が力が出せると思う

「女優として順調な道をたどってきたわけではないので、負けたときどう這い上がるかが人生だと思ってきました。だから、苦しいときほど力が出るんです」

Work

「20代で花は開かない」から30代で絶対つかむって信じ込んでた

自分の居場所を見つけようともがいていた20代。
「歌舞伎の家に生まれたけれど、女だから歌舞伎役者になることはできない。それがずっとコンプレックスで、20代後半まではどうやったら認められるかを考え、自分の居場所を見つけようと必死でした。当時は、プロデューサーにも占い師にも『30代で花開くタイプ』と言われていたので、早く30歳になりたかった。若いときってすぐ結果が欲しいから、キレイな顔に生まれたら早く芽が出たのにと考えたこともあります。そんなときは、演出家の蜷川幸雄さんに言われた『技を磨いて、汚い役を堂々とできる女優になれ。汚い部分をさらしても本当に汚くならないのは、お前の育ちの良さがあってこそだから』という言葉が支えになっていました」

人生の転機になった2作品

右・『ヴァイブレータ』¥2,267/ハピネット DVD好評発売中 ©2003「ヴァイブレータ」製作委員会、左・『赤目四十八瀧心中未遂』
「30歳のときこの2作品で賞を獲り、女優としてやっていけると思えるように。初主演作の『赤目四十八瀧心中未遂』は、原作小説に魅入られて〝主人公を演じたい〟と書いて出した読者カードが縁で、オファーが舞い込んだんです。ベッドシーンがあり、母が大反対。でも、これは運命だと思い必死で説き伏せました」

何となく幸せに生きるなんてつまらない。苦しくてもとことんやりきった方が、絶対楽しい

Love

傷つけたし、傷つけられたけど今思えばなんてことない

恋愛で死のうと思った経験も。女優業に生きてます。
「アラサー時代、恋愛はいろいろやり尽くしました。死のうと思ったこともあったけど、女優としてはそれが役に立っているところもあって。苦しい恋愛をしておいてラッキーって、今では思っています」

イライラしたとき「どうしたの?」って言ってくれる人がいるだけで救われます

Marriage

結婚は自分本位の恋愛をやめたとき

写真:報知新聞/アフロ
相手の喜びが自分の喜びになるのが結婚! 
「当時は我が強く、そのときの自分に必要な人とばかり恋愛していました。でも、それだとうまくいかないとわかるようになったんです。今はローラン(ご主人)の喜びが私の喜び。そう思えるからこそ一緒に暮らせているんでしょうね」

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