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【市原隼人】すべての出会いから学び続ける。命と向き合った感動のドラマ撮影
今注目の縦型ショートドラマアプリ「タテドラ」で公開中のドラマ作品『最期の、ありがとう。』。誰しもが生きる上で避けられない〝別れ〟を通して、生きる意味を問いかける感動のドラマ作品です。今回のインタビューでは、主人公が葬儀の仕事を志すきっかけとなった先輩であり、〝人生の師〟でもある藤田純人を演じた市原隼人さんにお話を伺いました。
すべての出会いを〝人生の師〟として・・・市原隼人の学びの姿勢
このドラマで演じたのはどんな役ですか?
「私が演じたのは、主⼈公・冨安徳久の先輩にあたる葬儀会社のスタッフ、藤⽥純⼈という⼈物です。彼は主⼈公が⼤学進学を諦めてまで葬儀の仕事を志すきっかけとなった存在であり、⼈⽣の師でもあります。
数多くの故⼈様を⾒送り、お⼀⼈おひとりと丁寧に向き合ってきた藤⽥は、経験の中で⾃⾝の考え⽅を育んできました。彼なりの⽣き⽅や、目には見えない⼤切なものを主⼈公に伝えていく姿は、私⾃⾝にとっても⾮常に印象深いキャラクターです」

市原さんにとっての〝人生の師〟を教えてください
「これまで出会ってきたすべての⽅が、私にとっての⼈⽣の師です。年齢やキャリアに関係なく、今もまわりにいる皆様からたくさんのことを学ばせていただいています。
⾃分がどういう⼈間か、何年⽣きてもよくわからないものです。⼈から〝市原さんはこういう⼈だよね〟と⾔われても、まったく腑に落ちないといいますか、納得しきれないというか。ただ、⾃分の命が尽きたときに〝あの⼈って、こういう⼈だったよね〟と語られることこそが、その問いに対するひとつの答えになるのでは、と思っています。
だからこそ、命が絶えるまで日々を通過点として、⼀分⼀秒を無駄にせず、学び続けることを⼤切にしています。
そのなかでも特に⼤事にしていることが、〝創って壊す勇気〟です。⾃分の中で築き上げてきた概念や秩序、ルールなどが膨らみすぎてしまわないよう、いつでも壊せる柔軟さを持つこと。それを忘れずに、これからもすべての出会いから学び続けていきたいと思っています」

今後、新たに挑戦したいと思っていることはありますか?
「毎⽇が挑戦の連続なのですが、もっと俯瞰して考えると、旅がしたいという気持ちがあります。
たとえば、同じ学校でも担任の先⽣が違えば学びのプロセスや正しいとされることが異なるように、⼤⼈になっても同じ会社なのに上司が違うだけで仕事のやり⽅や評価されるポイントなど規律も秩序も善悪もまったく違うものに変わっていきます。さらに広く⾒ると、⽇本で〝いいこと〟とされていることが海外では〝悪いこと〟とされていたり、その逆もあり、何が正解か迷子になってしまうことがあるかもしれません。
だからこそ、いろんな意見や答えを⾒てみたいし、⾃分が信じるものを大切にしながらも、これまで否定していたことや、⽬を背けてきたことも全部受け⽌められるようになりたい。旅をして様々な価値観に触れて、カルチャーショックをたくさん受けて、もっと笑えるような⾃分になりたいと思っています」
作品を見てくれる人に向けてメッセージをお願いします!
「この作品は、誰もがいつか直⾯する〝命との向き合い⽅〟という⼤きな議題について、深く問いかける物語です。⾃分⾃⾝の命だけでなく、⾃分の周りにいる⼈々の命とどう向き合い、何をすべきなのか。そんな現実から⽬をそらさずに真摯に命と向き合った⼈間の物語です。ご覧いただく皆様にとっても、⼼に残る貴重な経験となると思います。ぜひお楽しみください」

『最期の、ありがとう。』
「死」と「生」に一途に向き合い
葬儀に人生をかけた男たちの感動の物語
18歳で葬儀の世界に飛び込み、偏見と闘いながらも葬儀界の革命児となっていった青年の実話をベースにした本格派長編ショートドラマ。
運命的な出会いをした藤田先輩の仕事への愛とひたむきさに心突き動かされた徳久は、シンガーソングライターをめざすのをやめて葬儀の道へのめり込んでゆく。
藤田の背中を追い続ける徳久は、伝えられなかった〝ありがとう〟を胸に、たくさんの「最期の瞬間」に心で向きあってゆく。
主人公の冨安徳久役を演じるのは、ネクストブレイク筆頭の永田崇人。
「仏様を最愛の人だと思ってやるんじゃ!」と葬儀の真髄を教える徳久の人生の師・藤田先輩役を市原隼人が演じ、葬儀・所作・方言など細部までリアルに拘って作り上げた。
永田・市原が全身全霊で臨んだ納棺シーンや、警察も目を背けるようなご遺体と向きあうシーンは必見。

出演:永田崇人、市原隼人、大石愛陽、川上麻衣子、國村諒河(カラフルダイヤモンド)、今野浩喜、さがね・まさひろ(X-GUN)、櫻井淳子、杉江大志、鈴木美羽、設楽賢(カラフルダイヤモンド)、高垣博之(カラフルダイヤモンド)、高城れに(ももいろクローバーZ)、田村亮、月野有菜、寺島進、中山翔貴、西尾季隆(X-GUN)、西村まさ彦、橋本マナミ、堀田眞三、本田剛文(BOYS AND MEN)、槙あやな、松林慎司、黛英里佳、宮本龍之介、室田真宏、山村美智、吉木遼、レ・ロマネスクTOBI、渡辺いっけい
INFORMATION
『最期の、ありがとう。』の他にも、「タテドラ」ではバラエティ豊かな作品を多数配信中!ぜひお気に入りの作品を探してみてくださいね。
Profile・いちはら はやと
1987年2月6日生まれ、神奈川県出身。
「リリイ・シュシュのすべて」の主演・蓮見雄一役でデビュー。
「偶然にも最悪な少年」のカネシロヒデノリ役で日本アカデミー賞新人賞受賞。
「WATERBOYS2」の水嶋泳吉役、「ROOKIES」の安仁屋恵壹役、
「おいしい給食」シリーズの甘利田幸男役など、多数の映画、TVドラマ、CMに出演。
構成・文/andGIRLweb編集部
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