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【2021年最新】友利先生に聞いた!賢く肌を守る日焼け止めの選び方&アラサー世代におすすめアイテム4選のメイン画像

今回お話を聞いたのは・・・友利新 (ともりあらた)先生

医師(内科・皮膚科)。クリニックに勤務する傍ら、医師という立場から美容と健康を医療として追求し、美しく生きるための啓蒙活動を雑誌・TV などで展開中。2004年第36回準ミス日本という経歴をもち、その美貌から説得力のある美と健康に関する著書多数。YouTubeチャンネル『友利新/医師「内科・皮膚科」』は登録者数40万人以上。

紫外線は老化のモト!? 【日焼け止めの重要性】について

加齢による 〝肌の老化〟は実は2割程度で、7割は紫外線が原因といわれています。例えば、お尻や内ももなど日光に当たる機会がほとんどない部分の皮膚には、お年寄りでもシミやシワはあまりできません。このことからも、紫外線が〝肌の老化〟を左右することがわかります。シミは医療で取ることができるけれど、皮膚深くに入り込む紫外線によるシワは薄くできても消すことは難しく、また紫外線は肌の乾燥やニキビを引き起こすため、肌荒れを防ぐ意味でも日焼け止めは有効。友利先生いわく「どんなに高い美容液を使っていても、日焼け止めを塗っていなければアウト」というくらい重要なんだとか!

01賢く肌を守る日焼け止めの選び方とは?

ライフスタイルやシーン、使用する部位や肌タイプに合わせて日焼け止めを選ぶことで、より効果的に日焼けを防ぐことができます。チェックすべき5つのポイントを挙げます。

Point!① シーンに合わせたSPF・PA値で選ぶ

SPF:紫外線B波(UV-B)の防止効果を示す数値のこと。日焼けの主な原因で、たくさん浴びてしまうと赤く炎症を起こし、浴び続けるとメラニンが増え、シミや色素沈着を引き起こします。

PA:紫外線A波(UV-A)を防ぐための指標。肌を黒くしたりツヤ・ハリ不足の原因になるとも言われる紫外線A波(UV-A)は、肌の奥にある真皮層まで到達し、コラーゲンを破壊してシワやたるみといった肌老化の原因に。「生活紫外線」とも呼ばれているように、家や車の中にいてもガラスをすり抜けて肌に悪影響を与えます。+の数が多いほど、防ぐ効果が期待できます。

SPFやPA値は高いほど良いというわけではなく、紫外線の防止効果が高くなれると、肌への負担が増える可能性もあります。以下の表を参考に、どんなシーンで使用するのかイメージして適切なものを選ぶことが大切です。

  • 日常生活。通勤や短時間の買い物・・・SPF10~20・PA+~++  
  • 屋外での軽いレジャーやスポーツ・・・SPF20〜30・PA++〜+++
  • 海やプール、旅行や登山など・・・SPF50前後・PA+++〜++++

Point!②好みのテクスチャー、使用感で選ぶ

友利先生いわく「SPFやPHはもちろん重要な指標ですが、お気に入りのファンデーションとの相性もチェック。顔の下地に使ったときにファンデがモロモロと崩れたり、ヨレないという点で選ぶことも大切」だそう。気持ちいいと感じるテクスチャーにこだわることで、快適に使い続けられます。そこで、形状や使用感などをタイプ別にが紹介します。

ローション:使用前に振って使う2層式の乳液タイプ。さらっとした使用感でべたつきにくく、水にも強いのがメリット。

ミルク:2層式ではない乳液タイプ。保湿効果があり、化粧下地として使えるのはこのタイプが多い。

ジェル:水分ベースの軽い使用感でみずみずしく、べたつきを感じにくい、最近のトレンドの形状。

クリーム:濃厚なテクスチャーは、紫外線と肌の乾燥を同時にケアしたい場合有効。しっとり感が潤いを肌に留めてくれる。

ミスト・スプレー:手の届かない背中や塗りにくい頭皮などに便利。手を汚さずに使えるため、塗り直し用として活用するのもおすすめ。

パウダー:メイクの上に重ねたり、他の日焼け止めに重ねたり、出先での塗り直しにも便利。

Point!③ 肌の状態に合わせて紫外線吸収剤・散乱剤を選ぶ

一般的に日焼け止めは「紫外線吸収剤」「紫外線散乱剤」の2タイプに分けることができ、製品によっては両方の成分を使用しているものもあります。まずはメリットやデメリットなどを含めた2つの違いを知ることで、肌の状態に合わせて選ぶことが重要です。

紫外線吸収剤:紫外線を吸収し、熱などのエネルギーに変えて放出。高いUVカット効果と肌に使い心地の良さを兼ね備えています。サラサラとして伸びが良く、重ねても白くならないところが利点。一般な日焼け止めに多いのがこのタイプですが、肌が敏感になっている場合はまれに刺激を感じることも。心配な場合は、事前にパッチテストをすることをおすすめします。

紫外線散乱剤:肌表面で紫外線を跳ね返す、散乱させる成分のため、肌への刺激が少ないことがメリット。「ノンケミカル」「紫外線吸収剤不使用」と表記がある場合も多く、肌荒れしている場合はこちらがオススメ。ただし、「酸化チタン」などの粉で覆いガードする仕組みのため、肌にのせたときに白浮きして見えることがあります。

Point!④ 落ちにくさ、落としやすさで選ぶ

プールや海でのレジャーを楽しみたいなら、汗や水に強い性質のあるウォータープルーフタイプを選びましょう。石鹸やボディソープで落ちにくい場合は、洗浄力が強いクレンジング剤できちんとオフすることが大切です。逆に肌が弱っていると感じる場合などは、石鹸などで簡単に落とせる日焼け止めを選ぶのも手。余計な摩擦による肌負担をなくせます。

Point!⑤ 使用する部位で選ぶ

最近は顔・体兼用の日焼け止めも多く発売されていますが、顔の皮膚は体に比べるとデリケート。肌が敏感に傾いている場合は、「顔用」、「体用」それぞれ専用のものを使うことをオススメします!顔用の日焼け止めには、スキンケア成分が含まれていたり、トーンアップなど化粧下地の役割を兼ねるものも。体用の日焼け止めは、広範囲に均一に塗れる伸びのいいテクスチャーを選びましょう。「日焼け止めの数値は1平方センチメートルあたり2ミリグラムを塗り広げた状態で計測したもの。思っている以上にしっかり厚めに塗らないと、日焼け止めの十分な効果が発揮できません」と友利先生が言うように、顔に関してはSPF入りのファンデーションだからといって過信せず、まず日焼け止めを塗ってからメイクを始めるのがベストです。

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