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「そんな汚い手袋で触らないで!新しい商品に替えなさい」新品の手袋をつけた美容部員にかみつくクレーマー客!自分は大声で唾を飛ばしながら「この店は不潔」と騒ぎ、売り場中の注目が集まって・・・のメイン画像

憧れのコスメ売り場で働く毎日。やりがいを感じていた私

私はデパートのコスメ売り場で、美容部員として働いていました。お客様の肌に合う色を一緒に探し、鏡を見て「わあ、いい感じ」と笑ってもらえる瞬間が、何よりのよろこびでした。売り場では衛生面にも気を使っていました。商品やテスターに触れるときは白い手袋をつけ、お客様ごとに新しいものに取り替えるのが決まりでした。ショーケースも開店前と閉店後に必ず拭き上げていたのです。そんな仕事に、私は誇りを持っていました。

ある平日の午後、派手な柄のブラウスを着た年配の女性が売り場にやって来ました。マスクはあごまで下げていて、ショーケースに顔を近づけながら口紅を眺めていました。私が「お試しになりますか?」と声をかけると、女性は「この新色を見せて」と指をさしました。私はいつものように、目の前で新しい手袋をつけてから口紅を取り出しました。すると女性の表情が、みるみるうちに険しくなっていきました。

「汚い手袋で触らないで」新品の手袋にも商品にも難くせが止まらない

「ちょっと、そんな汚い手袋で触らないで!新しい商品に替えなさい」と、女性は急に声を張り上げました。私が「こちらは今つけたばかりの新しい手袋です」と説明しても、聞く耳を持ちませんでした。仕方なく奥の在庫から、フィルムのかかった未開封の箱を持ってくると、今度は「その箱もあなたが触ったでしょ。もう汚れてるわ」と言うのです。どうすれば納得してもらえるのか、私は途方に暮れてしまいました。

女性の声はどんどん大きくなりました。「この店は不潔なのよ!店員のしつけもなってない!」と叫ぶたび、ショーケースのガラスやテスターの上に細かい唾が飛び散っていきました。私がそっと拭こうとすると、「ごまかす気?」とさらに怒り出しました。気づけばまわりのお客様が足を止め、遠巻きにこちらを見ていました。女性は「責任者を呼びなさい!」とカウンターをたたき、売り場は静まり返りました。

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原案/andGIRL編集部 ※andGIRLが25〜35歳の読者を対象に行った独自アンケートの実体験をもとに制作しています

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