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後編/「そんなことやってなんの意味があるの?」刺しゅうする私を鼻で笑い、作りかけのポーチを「ゴミでしょ」と放る同棲中の彼氏!やめてと伝えても聞き流される→毎晩ゲームに夢中な彼を見て私は・・・のメイン画像

「そんなことやってなんの意味があるの?」刺しゅうする私を鼻で笑い、作りかけのポーチを「ゴミでしょ」と放る同棲中の彼氏!やめてと伝えても聞き流される→毎晩ゲームに夢中な彼を見て私は・・・

言ってもわからないなら同じ言葉で。私が始めた小さな作戦

針を拾い集めながら、私はある作戦を思いつきました。言葉で伝えても届かないなら、彼氏に同じ気持ちを味わってもらおうと考えたのです。その夜から、私は彼氏がゲームを始めるたびにそばに座り、画面をのぞきこみました。そして「それ、クリアしてなんの意味があるの?」と、彼氏がいつも言うセリフをそのまま口にしました。彼氏は「は?」と眉をひそめましたが、私は笑顔のまま画面を見つめ続けました。

次の日も、その次の日も、私は同じことをくり返しました。彼氏がレベルを上げて喜べば「生産性ゼロじゃん」と言い、新しいキャラクターを手に入れれば「買わなくてもよくない?」と返しました。3日目の夜、とうとう彼氏はコントローラーを置き、「好きでやってるんだから、ほっといてくれよ!」と声を荒らげました。私は静かに「それ、私がずっと言ってたことだよ」と答えました。彼氏の顔から、すっと怒りが消えていきました。

黙りこんだ彼氏に手渡したのは、あの日ソファに放られたポーチ

彼氏はしばらく何も言えず、気まずそうに床を見つめていました。私は棚の奥から、あの日ソファに放られたポーチを取り出しました。からまった糸をほどき、夜な夜な仕上げたものでした。表には、彼氏が好きなゲームに出てくる剣の模様を刺しゅうしてありました。「来週の誕生日に渡すつもりだったの。これがあなたの言うゴミだよ」と差し出すと、彼氏は両手で受け取り、刺しゅうをそっと指でなぞっていました。

「ごめん。俺、ひどいことしてたんだな」と、彼氏は小さな声で謝りました。それ以来、彼氏は私が針を持っていても口をはさまなくなりました。それどころか先日は、取れかけたシャツのボタンを手に「これ、つけてもらえる?」と頼んできたほどでした。彼氏の鍵は、その日からあのポーチの中におさまるようになりました。リビングのすみで針を動かしながら、私はやっと肩の力を抜いて笑えるようになりました。


いかがでしたか?自分はゲームに夢中なのに、彼女の手芸だけを笑う彼氏の身勝手さにはあきれますね。同じ言葉をそのまま返した主人公の作戦が痛快でしたね。好きなことの価値は、他人が決めるものではありません。

原案/andGIRL編集部 ※andGIRLが25〜35歳の読者を対象に行った独自アンケートの実体験をもとに制作しています

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