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湊かなえ「小説家になったのはひらめき」その半生も小説並みに面白かった! のメイン画像
andGIRL7月号より
コラムニストの芳麗さんが、大人の女性を美しくする“音楽と本”について毎回ゲストと語り合う『andGIRL』の人気連載「芳麗の[本と音楽の話]Cafe」。
今回のゲストは、『告白』『Nのために』といった代表作のほか、今年5月には新作『リバース』を刊行した人気小説家・湊かなえさん。
湊さんといえば、鮮やかなトリックのミステリーに、ディープな人間の心理を織り込んだ物語は、どれも読み始めたら止まらない面白さが魅力ですが、実は湊さん自身の人生もまるで小説のように奥深いものでした!
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芳麗:湊さんの人生って、アラサーの読者には、憧れと共感を呼ぶと思います。大学卒業後、就職氷河期にアパレルに就職しながらも、数年後、青年海外協力隊に応募して憧れのトンガ王国に行き、帰国後は、27歳でご結婚もされて……。
:わりと、早いですよね(笑)。
芳麗:トンガで冒険しつつも安定した結婚生活をして、でも31歳というアラサー世代のとき、小説家にも挑戦したっていうのがすごいなと。
:トンガでの生活は貴重な経験だったし、結婚して安定はしましたけど、ここで落ち着くには、まだ早いと思ったんですよね。人生のハイライトが20代半ばのトンガで、何十年後も「発展途上国の人は優しい」なんてトンガの自慢しているような老人にはなりたくないなと思って(笑)。
芳麗:地元あるあるですね(笑)。
:まだ、1つや2つは大きなことに挑戦できるし、新しいことに挑戦したいなと。本を読むのも好きだったし、ふと何かを書いてみたいなと。そう思って、すぐ始めました。
芳麗:すごい!即行動ですね。
:私は思い立ったら今でしょ!タイプ(笑)。通勤バスで青年海外協力隊のポスターを見て「行きたい!」と思って、すぐ応募したし。結婚も付き合って半年くらいでしたし。ひらめきだけで生きている(笑)。
芳麗:すごい!結婚、仕事、出産といろんな選択肢に迷って、失敗を恐れて動けないアラサーも多いけど。
:でも、ひらめきは希有なチャンスだし、失敗は取り返せますから。特に30代って、いちばん挑戦できる時期ですよ。それなりに成熟もしているけれど、気力も体力もある。挑戦して失敗しても、何度もやり直しできますから。達観したりせず、やりたいことはやってみてほしいです。
※『andGIRL』2015年7月号

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