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北村匠海は振り幅広い役柄で大注目!年上女子とのデートならどんな流れか聞いてみたのメイン画像

クールに見えて、実は熱い。ハタチのシャイボーイ

はじめは習い事感覚で事務所に入りました

部屋でくつろいでいる彼氏、この日の撮影はそんなシチュエーションでお願いしてみたら、すごくリラックスした状態でソファに体を沈めた北村匠海さん。北村さんといえば、昨年夏に公開された映画『君の膵臓をたべたい』で初主演を果たし、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した注目の俳優。その一方で、ダンスロックバンドDISH//のギター&ボーカルを担当、リーダーを務めていて、多方面で才能を発揮しています。芸能界デビューのきっかけは、スカウトなんだそう。

「小3の時、事務所の近くをたまたま母親と歩いていたら、声をかけられたんです。当時はサッカーと水泳をやっていたんですが、まだ子供だったし将来の夢という夢もよくわからなくて。テレビを観るのは大好きだったけど、芸能界には興味もなかったですね(笑)。スカウトされて母親と話して、大人の世界の礼儀は学べると思うから、そんな習い事感覚で事務所に入りました。しばらくは、いろんなオーディションを受けたんですが、それが恥ずかしくて苦手で・・・今もオーディションは苦手なんですけどね(笑)」

俳優として大きな転機が・・・

初仕事が決まったのは、小3の終わり頃。なんと、いきなり車のCMに抜擢!

「CMだから、どの番組を観ても自分が映るのが不思議で。学校でも、いろいろ言われて恥ずかしかったですね」

そう振り返る北村さん。中1〜中2にかけて、俳優として大きな転機を迎えることに。

「ドラマ『鈴木先生』に生徒役で出演したとき、当時僕はまさに役と同じ中学生で、リアルに『鈴木先生』の世界観そのものを過ごしていたんです。さらに、松岡茉優さん、土屋太鳳さん、同世代の藤原薫くんなど、お芝居の熱が強い役者さんたちと学園ドラマに出られたことは、すごく貴重な体験で、強く思い出に残っています。役者としても成長できたし、またこのメンバーと共演したいなって思っていて。特に松岡さんと土屋さんは、ちょっとお姉さんなので、僕のことをめちゃくちゃ可愛がってくれていたから(笑)。そうしたら、松岡さんとは映画『勝手にふるえてろ』で、土屋さんとはこの冬に公開予定の映画『春待つ僕ら』で再び共演することができて、夢が叶ったのが本当に嬉しい」

音楽と役者、両方やっている強みとは?

DISH//の活動がスタートしたのは、芝居が楽しいと思い始めていたこの頃。事務所からの提案でメンバー入りし、人生で初めてのギターを本格的に演奏することに。

「お芝居もしたいし音楽も楽しい、でも学校の勉強もしなければいけない。これらをうまく成り立たせることに最初はちょっと苦労しました。高校に入ってからは、DISH//の活動の幅も徐々に広がっていって、一時は大学進学も考えたのですが、役者の仕事を本気でやっていこうと改めて決心しました」

音楽と役者、両方やっている強みがある、と北村さん。

「もともと役者をやっていて音楽を始めたので、音楽の方でも気持ちが入りやすいというか・・・歌っていて感情移入しちゃって、自然と涙が流れることもあるんです。これって、役者をやっていて、感情表現が豊かになっているからかなと思うし、自分にしかない強みなのかなって思います。そんな中、約4ヶ月前のツアー直前に右手を怪我したことで、僕はボーカルだけに専念してツアーをやることになったのですが、自分自身とても新鮮に感じたし、今までとはまた違った姿を見せられたんじゃないのかなって。OKAMOTO'Sのショウさんが、たまに楽器を弾きつつボーカルをやるみたいに、何かにとらわれないライブの見せ方も、いいなって思った。怪我しちゃったけど、いろんな楽器に触れるきっかけにもなって、今ではギターの他にドラムも少し叩けるようになったし、DJもやったり、ピアノを弾けるようにもなりました!」

本質が見えないカメレオン俳優になりたい

2015年から4年連続で、日本武道館の元日ワンマンライブを成功させているDISH//。ティーンの間で特に大人気ですが、音楽そのものは骨太のロックだったりもして、そのギャップがまた大きな魅力の1つ。

「歌を歌った瞬間にお客さんに届いているという、タイムリーな感覚は、他では決して味わえない特別なもの。ライブは本当に楽しいです。ダンスロックバンドという、新ジャンルを掲げるDISH//は、まだ音楽性を固定させたくない、という気持ちが強い。メンバー4人の音楽の趣味が一緒なわけじゃないし、それを逆手にとって1曲ごとにいろんな面白さを出せるようにしていきたいですね」

そんなミックススタイルは、俳優業の方にも色濃く映る。

「寺尾聰さん、渡辺謙さん、小栗旬さん・・・尊敬している役者さんはたくさんいて、この人のここが好き、という部分もいっぱいあります。大先輩たちを見てきて思ったのは、この役をやらせたら北村匠海だよね、って言って頂けるのもうれしい。でもこれからは、どれが本質かわからない、カメレオン的な役者になれるよう、色々挑戦していきたい」

オフの日はインドア派?アウトドア派?

決めごとはしない自由なスタイル

「朝起きて音楽聴きながら自分で朝ご飯を作って、映画を観たりゲームしたり。インドア派ではあるんですが、観たい展覧会などがあると1人でふらっと出かけて行きます。昔から学校の授業では美術専攻だったので、絵を描いたり写真を撮ったりするのが好き。東京近郊の展覧会などの情報を集めたアプリをいつもチェックしていて、観たいものがあったらすぐに出かけます」

自分の性格について

そんなつもりはないのに第一印象が昔から悪いんです(笑)

「初対面の人には特に精一杯がんばってるけど、それでも無愛想だって言われちゃう(笑)。本来、あまり社交的な人間じゃないのかも」

一方で、親友など心を開いた人には甘えがちだという少年っぽさを残した一面も。

「(伊藤)健太郎と仲が良くて、この前も小1時間語り合っていました。心を許した人には、自分から会いたいとか言っちゃうんで、先輩たちからは、犬みたいだな、なんて言われたりして(笑)。僕、昔から年上の方とご飯行ったりしてて、居心地が良いというか落ち着くんですよね。いろんな知識や経験談が聞けたりするから、勉強になるんです」

視野が広く、自分を高める努力をしている、おしゃれを楽しんでいる女性が好きです

年上彼女はOK?

年上の友達といると落ち着きます。だから年上彼女もいいな♡

「もちろんOKです。僕よりも、知識とか経験が豊富な人はすごく素敵だと思います。デートするなら、美術館や渋谷の裏道の小さなギャラリーに行って、写真とか絵を観たいですね。僕、自分なりにおしゃれを楽しんでいる女性が好きで、服とかメイクもそうだけど、小物1つとっても選び方のセンスがある人が好き。自分を見せることに気を使っている人は、視野も広いと思うんです。そして、自分を高める努力をしている人は素敵だなって思います。僕も早く経験を積んで、アラサーになりたい!」

Profile

きたむら・たくみ
1997年11月3日生まれ、東京都出身。ダンスロックバンドDISH//のギター&ボーカル。
バンド活動の傍ら、俳優としても活躍中。2017年『君の膵臓をたべたい』で第41回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。近年は、ドラマ『隣の家族は青く見える』(CX)、映画『OVER DRIVE』等に出演。待機作として、映画『春待つ僕ら』(2018年12月14日公開予定)がある。
撮影/西出健太郎 スタイリスト/SHINYA TOKITA ヘアメイク/佐鳥麻子 取材・文/若山あや

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