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業界実話怪談。背筋も凍る、本当にあった怖〜い話【お盆の不思議な出来事編】 のメイン画像

お盆にはご先祖様が帰ってくる

お盆の時期、亡くなった人々がこちらの世界に帰ってくる。8月13日にご先祖様をお迎えし、15日にあの世へお送りする。その一週間前の盆入り前、母から電話があった。

夢の中で死んだじいちゃんが話しかけてきたの・・・

「昨日ね、夢にじいちゃんが出てきたの。『今から全員集まるから、早く支度しなさい』って言われて、居間を覗いたら来客用のお膳がずらっと並んでてね。そしたら目が覚めて、そっか、ご先祖様がみんな帰ってくるんだって、わかったの」

この世にはいろんな霊がいるんだよ

こんな電話を普通にかけてくる私の母は、今年で63歳。小5で霊感が開眼したらしく、幽霊との付き合いは長い。私は、この世を彷徨っている霊がたくさんいることを教えてもらった。そしてお盆には、それとは違う特別なルートが開かれることも。だから、ご先祖様がお盆に帰郷するというのは慣習的概念ではなく、意外とホンモノかもしれない・・・と、私は子供の頃から感じていた。

霊感の強い長女にも・・・珍事件が起こる

我が家には霊感の強い人間がもう一人いる。それは長女で、お盆にはちょこまかと不思議なことが起こる。家の階段を上っていたら、急に足首をグッと引っ張られて転がり落ちたり、お線香に火をつければ反対側からボッと燃え上がってアチッとなったり・・・でもこの時期のそういう変なことは、そんなに怖くない。

なぜなら、お盆はご先祖様に感謝する素敵な時間だから

ご先祖様が、生きていた時と同じようにみんなで集まり、ご馳走を設え、お酒を嗜む。そのワチャワチャと宴で盛り上がっている姿を想像すると、なんだかほっこりする。もちろん母も、今回の電話は弾んだ声色だったので、これは〝怖くない方〟だと判断できた。日本のお盆は、「ご先祖様がいてくれたおかげで私達が存在する」ということに改めて感謝する、そんな素敵な時間だと私は思った。
取材・文/飯田有希菜

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