その不調、「腸」が原因かも！？腸内環境セルフチェックで健康度を診断

今、大ブームの「腸活」。まだやっていないなんてもったいない！腸内環境を整えれば、お腹の調子がよくなるだけでなく、美容面でも健康面でもいいことばかりなんです。最新研究でわかった腸の働きとともに、腸内環境を整えるアクションを、腸活の第一人者・小林暁子先生に教えていただきました。

脳も自律神経も免疫機能も、コントロールしているのは腸！腸内環境を整えると体が変わる

お話をお伺いした方・・・小林メディカルクリニック東京　院長　小林暁子先生

順天堂大学医学部を経て、同大学病院の内科・皮膚科に勤務。2005年に、「腸内環境を整ること」を軸に、内科と皮膚科の見地を含めた総合的アンチエイジング治療を行うクリニックを開業。腸活に関する書籍も多数。

そもそも腸ってどんな働きをしているの？

腸の大きな役割は、胃で消化された食べものから栄養を吸収し、不必要なものを便として排出すること。それだけでなく、最近の研究では、腸内には免疫細胞の約7割が存在し、免疫機能に大きな影響を与えていること、脳と腸には密接な結びつきがあり、腸内環境がメンタルヘルスに大きな影響を与えることがわかっています。腸内には100〜1000兆個の細菌がすんでいて、1割が悪さをする悪玉菌、2割が善玉菌、残りの7割がどちらの菌の働きもする日和見菌でいる状態がベストなバランスだといわれています。ただ、このバランスはちょっとしたストレスで一瞬にして崩れてしまうことも。ストレスを受けても、すぐにもとのバランスに戻れるよう、食生活の改善などで善玉菌を増やすことを「腸活」といいます。腸活を続ければ体調が改善するだけでなく、肌の調子もよくなったり、老化のスピードを遅らせることができるなど、いいことだらけ。腸活を始めれば何歳からでも腸内環境は改善できるので、ぜひ試してみて。