アレンジを紹介する前に、まず押さえておきたいのは結婚式の髪型マナーについて。まず前提としてあるのが〝花嫁より目立ってはいけない〟というルールです。そのため、清潔感のあるアップスタイル（フルアップ＆ハーフアップ）が基本。アクセサリーも華美すぎるものを避け、なるべく上品なものを身につけると好印象です。

ただ、最近では結婚式の雰囲気によって、ダウンスタイルが必ずしもNGではなくなり、トレンドと合わせた抜け感のあるヘアスタイルでの参加も増えています。特に肩につかないショートヘアの方は、アップにせず、ニュアンスを変えるだけでも◎。

格式高いホテルでの華やかな結婚式などは、ダウンスタイルは避けた方が無難なので、新郎新婦の意向や結婚式のスタイル（カジュアルなのか、フォーマルな形式なのか）を事前に確認した上で、ヘアスタイルを決めるようにしましょう。

長さがあってアレンジがしやすいロングヘアの人におすすめなのが、華やかなゆるアップヘア♡ねじりスタイルは好感度が高く、ゆるさで今どき感を出せる上に、失礼になりません。

コテでMIX巻きにした髪を左右ぞれぞれハチから襟足までねじって、2つに結び、2本の毛束をクロスさせて1つに結んだら、毛先をゴムから抜かずにお団子に。左右に広げてルーズ感をプラスして、余った毛先は根元にゆるく巻きつけてピン数本で留めるたら完成です。後れ毛を多めに残せば、さらに華やかさを演出できます。

エアリー感＆丸みを出せる王道のハーフアップは、品の良さや女性らしさを出したいときにおすすめ。ハーフアップのときは、毛先までしっかり巻いて華やかさを出すのがポイントです。

コテでランダム巻きにしてワックスをなじませたら、トップの毛束を1ブロック取ってブラシで逆毛を立ててボリュームを出します。耳上の毛束をねじり、途中で毛をラフに引っ張り出しつつ、後頭部の中心を越えたあたりでピン留め。左右同じように留めれば完成です。高さを出して、ふんわりゆるっとまとめると、華のある印象に。

クラシカルなニュアンスになる波巻きは、ダウンスタイルでもきちんとまとまるミディアムヘアにぴったり！上品な仕上がりながらおしゃれに決まるので、女子受けも◎。

後ろの髪を上下にブロッキングし、上下それぞれの髪を左右に分けてストレートアイロンで毛先を外巻きに。耳前に残った髪の中間をアイロンで挟み、外巻きの要領で巻いたあと、すぐ下の髪を内巻きの要領で巻く。毛先は外巻きになるようしっかりクセをつけて、逆側も同じように巻いたら完成。片方を耳かけにしてメリハリをつけることで、より一層大人の雰囲気が出ます。

顔まわりを巻いて後れ毛を出せば、シンプルなひとつ結びでもグッと華やかな印象に！ヘアアクセをつけてゴムを隠せば即おしゃれな印象になって、時間がないときにもおすすめのアレンジです。

コテを使って髪をMIX巻きにし、ニュアンスを出したら、ワックスをもみ込みひとつにまとめる。顔まわりの後れ毛を適度に引き出して、ゴムの部分にアクセサリーをつけたら完成。結婚式に合わせて、アクセは派手すぎないものを選ぶと◎。

アレンジのバリエーションが少ないショートヘアは、巻き方を変えるだけも十分華やかな印象が手に入ります♡タイトな耳かけアレンジなら、フォーマルなドレスにもお似合い！

ワックスで髪全体をサイドに流したら、トップは8:2ぐらいで大胆に分けて、前髪も横に流します。ストレートアイロンで毛先だけ軽く外ハネにして、サイドの髪を耳にかければ完成。もみあげを多めに残すとより女性らしい雰囲気に。

ふんわりしたニュアンスを加えるだけで、ショートの可愛らしさが引き立つ外ハネアレンジ。モードなドレスやパンツスタイルとも相性の良いスタイルです。

ストレートアイロンで毛先を外ハネにしたら、泡ムースをトップにつけて、立ち上げるようにサイドに分ける。全体をふんわり整えたら、もみあげの髪の毛を耳にかけて、ワックスを少量手に取り、毛先をつまんで外ハネを整えて完成。小顔効果が得られるのも嬉しい！