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『NHK「100分de名著」ブックス シェイクスピア ハムレット 悩みを乗り越えて悟りへ』が11月26日に発売!のメイン画像
株式会社NHK出版
生きるべきか、死ぬべきか――「優柔不断」な青年は、ある答えにたどり着く

 シェイクスピア研究の第一人者である河合祥一郎さんが『ハムレット』を明快に解説する、『NHK「100分de名著」ブックス シェイクスピア ハムレット 悩みを乗り越えて悟りへ』がNHK出版より11月26日になりました。父を殺された青年ハムレットは、なぜ復讐を先延ばしにするのか。「理性」と「感情」に引き裂かれる近代人の苦悩を描き出した、シェイクスピア悲劇の最高峰の魅力に触れられる一冊です。



 
 シェイクスピア悲劇の最高峰とされる『ハムレット』は、誤解のつきない作品です。たとえば、主人公のハムレットは青白く物憂げな青年で、優柔不断で実行力に欠ける人物と理解されていますが、そうしたイメージは後世のロマン派映画などによって過度に誇張されたもの。本書では、中世と近代の端境期にあったイギリス文化の解説を踏まえて、ハムレットの人物像に迫っていきます。

 また、『ハムレット』を単なる「復讐劇」ととらえていては、本作の真価は理解できません。著書の河合さんは、「理性」と「感情」に引き裂かれる近代人の苦悩を描き出した哲学的な作品であり、有名な名セリフ「生きるべきか、死ぬべきか(To be, or not to be)」もそうした理解で読む必要があると言います。

 初演以来、実に400年以上にわたり世界中で上演されてきた『ハムレット』。「題名だけは知っているけれど、読んだことがない」という人も、この一冊で奥深さ、面白さがわかります。書き下ろしとなるブックス特別章「ハムレットの哲学」では、戯曲を読むことの豊かさや難しさについて、河合さんの体験をまじえて語られます。ぜひ本書を手に取って、シェイクスピアの魅力に触れてみてください。


内容紹介

はじめに
第1章 「理性」と「熱情」のはざまで
第2章 「生きるべきか、死ぬべきか」
第3章 「弱き者、汝の名は女」
第4章  悩みを乗り越えて悟りへ
特別章  ハムレットの哲学


著者紹介

河合祥一郎(かわい・しょういちろう)
1960年生まれ。東京大学大学院教授。専門はシェイクスピア、英米文学・演劇。東京大学文学部英文科卒業後、同大学院にて博士号、英ケンブリッジ大学にてPh.D.を取得。おもな著書に『ハムレットは太っていた!』(サントリー学芸賞、白水社)、『シェイクスピアの正体』(新潮文庫)ほか多数。シェイクスピア戯曲の新訳のほか、ルイス・キャロル、C・S・ルイスなどの作品を翻訳。


商品情報




書名:NHK「100分de名著」ブックス 
シェイクスピア ハムレット~悩みを乗り越えて悟りへ
著者:河合祥一郎
出版社:NHK出版
発売日:11月26日
定価:1,100円(税込)
判型:四六判並製
ページ数:168ページ
ISBN:978-4-14-081921-0
URL⇒ https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000819212022.html
Amazon⇒https://www.amazon.co.jp/dp/4140819219
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