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「俺にはこんな部署ふさわしくない」広報部に行けずやる気ゼロの男性社員!私の企画書を自分の手柄にし、発注ミスは後輩のせいに→泣く後輩を見て送信履歴を調べてみると・・・のメイン画像

異動初日から「本当は広報部を希望していた」と言い放つ男性社員

私が働く営業部に、ある春、ひとりの30代の男性社員が異動してきました。朝礼でのあいさつで、彼は開口一番「本当は広報部を希望していたんですけどね」と言ったのです。その一言で、フロアの空気が一瞬で冷えたのがわかりました。私は彼の教育係を任されていたので、気を取り直して取引先のリストや仕事の流れを説明しました。けれど彼はメモも取らず、退屈そうにスマホばかり見ていました。

数日後、給湯室の前を通りかかると、彼が電話で「俺にはこんな部署ふさわしくない。頭を下げて回るなんて時間の無駄だよ」とぼやく声が聞こえてきました。私が外回りに誘っても「今日は資料をまとめたいので」と断り、席でこっそり動画を見ていることもありました。それでも課長の前では急にやる気のある顔を見せるので、彼の本当の姿に気づく人は少なかったのです。私はこの先に嫌な予感しかしませんでした。

私の企画書を横取り。さらに発注ミスを後輩のせいにする

ある日、私が1週間かけて残業しながら作った新しい提案の企画書を、チームの共有フォルダに入れておきました。すると翌朝の会議で、彼がその企画書をそっくりそのまま自分の案として発表したのです。課長はすっかり感心して、彼をほめていました。会議のあとで問いただすと、彼は「共有フォルダにあったから使っただけ。チームの成果でしょ」と平気な顔で言い、私は悔しくて、その夜はなかなか眠れませんでした。

その翌週、いちばん大口の取引先から、注文した数と届いた数がまったく違うと連絡が入りました。発注を担当していたのは彼でした。ところが課長に呼ばれた彼は、隣の席の後輩を指さして「こいつが入力を間違えたんです」と言い切ったのです。後輩は青ざめて首を振りましたが、課長は彼の言葉を信じ、後輩に取引先へ謝りに行くよう命じました。その日の夕方、後輩は給湯室で声を殺して泣いていました。

泣く後輩を見て、発注システムの送信履歴を調べてみると

後輩は入社してまだ半年で、発注の画面にはさわらせてもらえていませんでした。そのことを知っていた私は、どうしても彼の言い分をそのまま信じられませんでした。そこでその晩、教育係として見ることができる発注システムの送信履歴を開いてみました。問題の注文を確かめると、入力したのは彼のIDで、送った時刻は後輩が外回りに出ていた時間帯でした。私はその画面を、すべて印刷しておきました。

さらに、私の企画書のデータにも、作った人と更新の記録が残っていました。翌朝、私は印刷した紙をそろえて、不安そうな後輩と一緒に課長の席へ向かいました。課長の前で彼に「この注文、入力したのはあなたのIDですよね」と聞くと、彼は「システムの不具合じゃないですか」と目をそらしてごまかそうとしました。けれど同じ時刻に後輩が訪問先にいたことは、後輩の外回りの報告書にも残っていました。

言い逃れできなくなった男性社員。課長が下した判断は

課長はしばらく黙って資料を見比べたあと、後輩に向き直り、疑ったことを深く謝りました。そして彼には、取引先へは自分で謝りに行くこと、企画書は私の案として出し直すことを、その場で言い渡したのです。彼は「でも、俺は本当は広報に・・・」と言いかけましたが、課長は、どの部署でもその働き方では認められないと静かに返しました。まわりの席の同僚たちも手を止めて見ており、彼の顔はみるみる真っ赤になっていきました。

その後、彼が出していた広報部への異動願いは、営業部での評価を理由に見送られたと聞きました。翌月には大口の担当からも外され、過去の伝票を整理する毎日になりました。後輩は帰り道に「先輩が調べてくれなかったら、私が辞めていました」と涙ぐんでいました。企画書もあらためて私の案として通り、取引先への提案が決まりました。営業部のフロアには、久しぶりに明るい笑い声が戻ってきました。


いかがでしたか?人の手柄を横取りし、ミスを後輩に押しつけていた男性社員。送信履歴という動かぬ証拠で、後輩の無実を晴らした主人公の行動力が光りました。どんな部署でも、目の前の仕事に向き合う姿勢が大切ですね。

原案/andGIRL編集部 ※andGIRLが25〜35歳の読者を対象に行った独自アンケートの実体験をもとに制作しています

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