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「俺のために募金してほしい」病気だと言って治療費を募ったインフルエンサー!私も応援で5000円を募金→その後病名も経過報告もないので気になっていたらふと彼の友人の投稿に・・・のメイン画像

毎晩見ていた人気インフルエンサーから、突然の募金のお願い

私は仕事帰りの電車で、SNSを眺めるのが毎日の楽しみでした。中でもよく見ていたのが、フォロワー10万人を超える男性インフルエンサーです。カフェ巡りや旅行の投稿がおしゃれで、気さくな話し方にも好感を持っていました。ある晩、彼がいつになく真剣な顔で動画をあげていました。「実は病気が見つかって、治療にお金がかかる。俺のために募金してほしい」と、深く頭を下げていたのです。

動画の下には、募金を受け付けるページのリンクが貼られていました。コメント欄には「がんばって」「少しですが送りました」という声があふれていました。私も毎日楽しませてもらったお礼のつもりで、5000円を送りました。数日後、彼は「たくさんの支援をありがとう。目標額を超えました」と投稿しました。集まった金額は数百万円にのぼると書かれていて、私はほっとした気持ちで画面を閉じました。

病名も経過も明かさないインフルエンサー。質問した私はブロックされた

ところが、それから1か月たっても、治療についての報告はひとつもありませんでした。どんな病気なのかも、どこで治療しているのかも、彼は一度も触れようとしません。投稿はいつの間にか、新しく買った服や小物を見せる楽しげな写真に戻っていました。コメント欄には「病名だけでも教えて」「経過はどうですか?」という声が増えていきましたが、彼はそうしたコメントを片っぱしから消していたのです。

私も気になって「その後、体調はいかがですか?」と、言葉を選んでコメントしました。翌日、私のアカウントはブロックされていました。その夜ログアウトして見ると、彼は「疑う人は応援しなくていい。病気の人間を責めるなんて最低だよ」と投稿していました。ファンからは「かわいそう」と励ましの声が集まり、質問した人たちは悪者のように扱われていきました。私は送った5000円のことを思い、もやもやが止まりませんでした。

友人の投稿に写りこんでいたのは、治療中のはずのインフルエンサー

数日後、彼の募金に疑問を持つ人たちの間で、ある投稿が話題になりました。彼と仲のいい友人が、海外のリゾートで撮った写真をSNSにあげていたのです。そこには、プールサイドで笑う彼の姿がはっきり写っていました。投稿の日付は、集まったお金で治療を受けているはずの週でした。友人は彼と一緒に旅行していることを、何の気なしに投稿していたようです。その写真は、すぐに私のところにも流れてきました。

さらに、別のフォロワーが彼の過去の投稿を見つけてきました。募金を始める少し前、彼は「次は高級車を買いたい」「頭金が足りない」とつぶやいていたのです。そして募金を締め切った翌月、彼のSNSには真新しい車の写真がのっていました。車の前でポーズを決める彼は、満面の笑みでした。病気だというのは、お金を集めるための作り話だったのではないか。ネット上ではそんな声が一気に広がり、彼の投稿は大炎上しました。

「病気だなんて嘘でした」と認めたインフルエンサーが失ったもの

炎上から3日後、彼はコメント欄を閉じたまま、短い動画をあげました。「病気だなんて嘘でした。車の頭金が欲しかった」と、目をそらしながら話していました。謝罪の言葉は、最後に小さく添えられただけでした。募金をした人たちの中には、警察や消費生活センターに相談する人も出てきました。さすがに追いつめられた彼は、集めたお金をすべて返すと約束し、受付ページを通して1件ずつ返金を始めたのです。

1週間後、私のもとにも5000円が戻ってきました。そのころにはもう、彼のアカウントは跡形もなく消えていました。企業からの仕事の依頼も次々と打ち切られ、フォロワー10万人の人気者は、あっという間に姿を見せなくなりました。返ってきたお金を見ながら、私は応援する気持ちを利用された悔しさを思い返しました。次に誰かを応援するときは、もう少し落ち着いて見きわめようと決めた夜でした。


いかがでしたか?おかしいと思ったことを、言葉を選んで本人に確かめた主人公の行動はまっすぐでしたね。善意につけこむ嘘は、いつか必ず明るみに出ます。お金を送る前に、一度立ち止まって確かめることも大切です。

原案/andGIRL編集部 ※andGIRLが25〜35歳の読者を対象に行った独自アンケートの実体験をもとに制作しています

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