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「定時で帰るなんてやる気がない証拠だぞ」毎晩20時からの会議を強制するパワハラ係長→外回り中にパチンコ店から出てくる姿を目撃し、取引先に確認すると衝撃の事実が発覚して・・・のメイン画像

定時の10分前に決まって始まる、係長の「夜の会議」宣言

私は営業事務として働くアラサー会社員でした。最近は新人の後輩の教育係も任され、仕事にますます熱が入っていました。ただ、悩みの種は直属の係長でした。係長は定時の10分前になると、決まって「今日も20時から会議な」と言い出すのです。後輩が「今日は家族の用事があって・・・」と相談しても、係長は「定時で帰るなんてやる気がない証拠だぞ」と言い放ち、まったく取り合いませんでした。

会議の中身は、昼間に話したことのくり返しばかりでした。係長は「俺の時代は終電まで残るのが当たり前だった」と自慢話を始め、結論が出ないまま21時を過ぎる日もありました。それでいて係長自身は、昼間はほとんど外回りに出ていました。ホワイトボードに取引先の名前を書いて出かけ、夕方に戻ってから慌てて自分の書類に手をつけていました。私たちは、係長の仕事の遅れに付き合わされているようなものでした。

外回り帰りの係長から漂う臭い。後輩たちの間で広がるうわさ

ある日の休憩中、後輩がこっそり私に耳打ちしてきました。「係長が外回りから帰ってくると、必ず変な臭いがするんです」と言うのです。言われてみると、係長が戻ってきたあとは、タバコの煙と甘ったるい芳香剤が混ざったような臭いがふわっと漂っていました。係長はタバコを吸わない人でした。取引先の応接室で誰かが吸っているのかとも考えましたが、毎回まったく同じ臭いなのが、私には妙に引っかかりました。

そんなうわさが広まり始めた矢先、係長はさらに締めつけを強めてきました。翌週の朝礼で「今月から、20時の会議に出ない人は評価しないからな」と全員の前で宣言したのです。その日の夕方、子どものお迎えがある先輩が帰り支度をすると、係長はわざと聞こえる声で「お気楽でいいね」と嫌味を言いました。後輩は青い顔で私を見つめ、私は悔しさで、握りしめた手の震えが止まりませんでした。

書類を届けに出た昼下がり。あの臭いがする店から係長が出てきた

数日後の午後、私は急ぎの書類を取引先に届けるため、駅前の通りを歩いていました。パチンコ店の前を通りかかったとき、自動ドアが開いて、あの臭いが流れてきたのです。タバコの煙と甘い芳香剤が混ざった、係長が外回りから持ち帰ってくるのと同じ臭いでした。思わず足を止めると、店の中から係長が出てきました。手には景品の袋を提げていました。その日も会社のホワイトボードには、取引先の名前が書かれていたはずでした。

私はとっさに看板の陰に隠れ、係長が駅とは反対の方向へ歩いていくのを見送りました。届け先は係長の担当でもあったので、担当者の方に「うちの係長はよく伺っていますか?」とさりげなく聞いてみました。すると担当者の方は首をかしげ、「ここ2か月はお電話だけで、一度もいらしていませんよ」と言いました。係長が毎晩遅くまで書類に追われていたのは、昼間に仕事をしていなかったからだとわかりました。

部長が顔を出した20時の会議。係長の外回りの中身が明るみに

会社に戻った私は、係長の2か月分の外出記録を確かめました。そこには、あの取引先への訪問が10回以上も書かれていたのです。私は記録と担当者の方の言葉、それに昼間に見たことをメモにまとめ、部長に相談しました。その夜、20時の会議に部長が顔を出しました。何も知らない係長は、いつものように「定時で帰る人間は・・・」と言いかけましたが、部長は「先に外回りの報告を聞かせてくれ」とさえぎりました。

部長が取引先の名前を挙げて訪問の中身を尋ねると、係長は「ええと、その・・・」と口ごもるばかりでした。部長が「先方に確かめたが、2か月も君に会っていないそうだ」と告げると、係長は資料を見つめたまま固まりました。係長は勤務中に店へ通っていたことを認め、降格のうえ別の部署へ移りました。夜の会議もなくなり、後輩は定時に「お先に失礼します」と笑顔で帰れるようになりました。オフィスの空気まで軽くなりました。


いかがでしたか?係長の外回りの中身を自分の目で確かめ、部長に伝えた主人公の行動力が光りました。部下には厳しく自分には甘い上司は少なくありません。おかしいと感じたら、記録を残して信頼できる人に相談しましょう。

原案/andGIRL編集部 ※andGIRLが25〜35歳の読者を対象に行った独自アンケートの実体験をもとに制作しています

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