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「ミニスカートで来たら契約考えるよ」商談のたびに私の服装をからかう取引先の担当者!夜の食事の誘いを断ったら契約は白紙だと脅し→証拠を集めるために・・・のメイン画像

取引先へ向かう日はいつもゆううつ。服装に口を出す担当者

私は商社で営業として働く、アラサーの会社員でした。担当している取引先の中に、訪問のたびに気が重くなる会社がひとつありました。そこの担当者は50代の男性で、会うたびに私の服装や見た目に口を出してくるのです。「今日も地味な格好だね」「もっと女らしくしたら?」と言われても、契約の多い大事なお客様だと思うと強く言えませんでした。私はいつもその場は愛想笑いでごまかしていました。

ある日の商談で、新しい契約の話がまとまりかけたときのことです。担当者は資料をめくりながら、にやにや笑って「ミニスカートで来たら契約考えるよ」と言いました。冗談のつもりだったのかもしれませんが、私は一瞬で頭が真っ白になりました。波風を立てたくない気持ちもあり、「ご冗談を」と返すのがやっとでした。会社に戻ってからも誰にも話せず、ひとりで重たいもやもやを抱えたままでした。

夜の食事の誘いを断った私に、担当者が突きつけた契約白紙の脅し

それからも、担当者の言葉は止まりませんでした。電話のたびに「次はスーツじゃなくて私服で来てよ」と言われ、メールにまで「きみに会えるのが毎回楽しみ」と書かれていました。そして契約の締め日が近づいたある日、「契約の細かい話は、夜にふたりで食事しながらしよう」と誘われたのです。私は「社内の決まりで、会食には上司が同席することになっています」と、できるだけ角が立たないように断りました。

すると、担当者の表情ががらりと変わりました。「そういうかたいこと言うなら、今回の契約は白紙かな」と言い、わざと大きなため息をついたのです。ここで契約を失えば、チームのみんなの数字にも響くことはわかっていました。帰りの電車で、私は自分さえ我慢すればいいのかと何度も考えては、胸が苦しくなりました。翌朝、浮かない顔でパソコンを開いた私に、隣の席の先輩が「最近ずっと元気ないね」と声をかけてきました。

先輩に背中を押され、上司と社内の相談窓口に打ち明ける

先輩に打ち明けると、先輩は真剣な顔で「それはセクハラだよ。ひとりで抱えちゃダメ」と言ってくれました。うちの会社では、商談の内容を正確に残すために、先方に断ったうえでICレコーダーを回すのが決まりでした。担当者が気にも留めていなかったあの日の商談の録音も、そのまま残っていたのです。私は先輩と一緒に録音とメールをひとつずつ確かめ、いつ何を言われたのかを日付ごとに一枚のメモにまとめていきました。

その日のうちに先輩に付き添ってもらい、上司と社内の相談窓口に話をしました。上司は録音を最後まで聞き終えると「よく話してくれた。きみが我慢することじゃない」と言ってくれました。会社は正式に、取引先のコンプライアンス窓口へ報告することを決めてくれました。ところが先方から届いた返事は、担当者が「ただの雑談を悪く受け取っただけ。自意識過剰ですよ」と言い張っているという信じられない内容でした。

自意識過剰だと言い逃れる担当者。会議室で流れたあの日の録音

後日、取引先の会議室で、先方のコンプライアンス担当者と担当者本人、私と上司がテーブルをはさんで向かい合いました。担当者は「冗談も通じないのかね」と腕を組み、鼻で笑っていました。そこで隣に座る上司が、あの日の録音とメールの記録を黙ってテーブルの上に出しました。「ミニスカートで来たら契約考えるよ」という本人の声が会議室に流れると、担当者は口をぱくぱくさせ、それ以上ひと言も言い返せなくなったのです。

その後の先方の調べで、担当者は同じような発言を他社の女性にもくり返していたことがわかりました。担当者は営業の窓口から外され、別の部署へ異動になったと聞きました。新しい担当の方からは、会社としてていねいな謝罪の連絡がありました。契約も白紙にはならず、そのまま進めてもらえることになりました。あの朝、声をかけてくれた先輩に、私は何度も「ありがとうございます」と頭を下げました。


いかがでしたか?録音とメールをそろえて会社の窓口に相談した主人公の行動は、とても勇気あるものでしたね。取引先からの心ない言葉も、立派なハラスメントです。ひとりで抱えず、信頼できる人や窓口に早めに相談しましょう。

原案/andGIRL編集部 ※andGIRLが25〜35歳の読者を対象に行った独自アンケートの実体験をもとに制作しています

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