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「この資料、少し早めにお願い」翌朝に出したのに課長から「遅いよ」とため息!今度こそと先輩の「来週目途で」に合わせて余裕を持って提出したら、フロア中に響く声で怒られ・・・
読者の実体験をもとにした衝撃のエピソードを紹介!新卒で入った会社で、「少し早め」「来週目途」というあいまいな頼まれ方に振り回される私。落ち込む私を見た課長のひと言とは・・・。あなたも同じ経験をしたことはありませんか?
研修を終えて初めての仕事。課長の「少し早め」に大慌て
私は新卒でIT企業に入社しました。三か月の研修を終え、ようやく配属先で少しずつ仕事を任せてもらえるようになっていました。ある日の昼過ぎ、課長から「この資料、少し早めにお願いね」と声をかけられました。初めてまとまった仕事を頼まれたことがうれしくて、私は「はい、がんばります」と張り切ってうなずきました。その日は終電まで残っても終わらず、翌朝は早めに出社して資料を仕上げていったのです。
始業と同時に、私は課長へ資料を送りました。徹夜に近い状態でしたが、これなら課長に「早いね」とほめてもらえると思っていました。ところが課長は小さくため息をつき、「遅いよ。昨日の夕方には欲しかったんだけど」と言いました。課長の言う「少し早め」は、その日のうちという意味だったのです。私は自分の席で何度も謝りながら、言葉の受け取り方ひとつでこんなに違うのかと落ち込みました。
今度は先輩から「来週目途」の依頼。前回の失敗を胸に早めに提出
それから数日たった木曜日、今度は先輩から「この集計、来週目途でお願いできる?」と頼まれました。課長のときの失敗があったので、私は「来週目途なら金曜日までだけど、余裕を持って早めに出そう」と考えました。翌週の月曜日、先輩は朝から会議続きで、一度も席に戻ってきませんでした。私はその間も念のため集計を何度も見直し、火曜日の朝いちばんに、きれいにまとめた資料を先輩へ送りました。
しばらくすると、先輩が足早に私の席へやって来ました。「ちょっと、なんで今ごろ送ってくるの?昨日の会議で使うつもりだったんだけど!」と、フロア中に聞こえるほどの声でした。先輩の言う「来週目途」は、来週の頭という意味だったのです。私は「金曜日までだと思っていて」と言いかけましたが、「そんなの常識でしょ」とさえぎられました。まわりの視線が集まり、私は恥ずかしさで顔を上げられなくなりました。
「察するのが普通でしょ」先輩のお説教はみんなの前で続く
先輩の声はさらに大きくなりました。「会議で資料がなくて、部長に頭を下げたのは私なんだからね」「社会人なら、言われなくても察するのが普通でしょ」と、お説教が止まりませんでした。私は「すみません」と頭を下げることしかできませんでした。課長の一件に続いて、また同じような失敗をしてしまった自分が情けなくて、目の奥が熱くなりました。近くの同僚たちも、気まずそうに画面を見つめていました。
そのとき、奥の席から課長が立ち上がり、こちらへ歩いてきました。課長は先輩に「ちょっといいかな」と声をかけ、私の画面に映った集計表をのぞき込みました。「中身はよくできてるね。数字もきれいにそろってる」と、まずは資料をほめてくれました。先輩は「でも、期限が」と言いかけましたが、課長は軽く手を上げて止めました。張りつめていたフロアの空気が、少しずつやわらいでいくのがわかりました。
課長のひと言で職場が変わった。あいまいな言葉はもう使わない
課長は先輩と私を交互に見て、「この前、僕も少し早めって頼んで、彼女を困らせたんだよ」と話し始めました。「目途も早めも、人によって受け取り方が違う。頼むほうは何日の何時までと伝える。受けるほうは、わからなければその場で聞き返す。今日からそれをチームの決まりにしよう」と、はっきり言いました。先輩は少し黙ったあと、「確かに、日付を言わなかった私も悪かったね」とつぶやきました。
その日の午後、先輩はわざわざ私の席まで来て「さっきは大きな声を出してごめんね」と謝ってくれ、私もほっと胸をなでおろしました。それ以来、チーム内の依頼メールやチャットには必ず日付と時間が書かれるようになりました。私も迷ったときは「何日の何時までにお出しすればいいですか?」と、その場で聞くようになりました。言葉のすれ違いで落ち込んでいた毎日が、課長のひと言で少しずつ楽になっていったのです。
いかがでしたか?「少し早め」や「来週目途」のようなあいまいな言葉は、人によって受け取り方がまったく違います。頼む側は日時をはっきり伝え、受ける側はその場で確かめる。それだけで行き違いは減らせそうですね。
原案/andGIRL編集部 ※andGIRLが25〜35歳の読者を対象に行った独自アンケートの実体験をもとに制作しています


