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「これは私の朝ご飯だから食べないでね」夜勤前に作り置きした私の分まで毎回平らげる夫!メモを貼っても丸めて捨てられ→空っぽの容器に疲れ果て、SNSに愚痴を書いたら・・・のメイン画像

夜勤前の作り置きは二人分。私の朝ご飯に貼った小さなメモ

私は物流倉庫の事務として、週に三回の夜勤をこなしていました。職場は家から自転車で十分ほどの場所にありました。夜勤に出る前の私の決まりごとは、夫の晩ご飯と、自分が夜勤明けに食べる朝ご飯を作っておくことでした。夫の分は大皿に、私の分は小さな保存容器に分けて、冷蔵庫に入れてから出かけていました。夜勤明けのくたくたの体で、温めるだけのご飯を食べるのが、私のささやかな楽しみだったのです。

ところが、夜勤明けに冷蔵庫を開けると、私の容器はいつも空っぽで流しに置かれていました。夫に問いただすと「腹減ってたし、あったから食べた」とあっさり言うのです。私は容器のふたに「これは私の朝ご飯だから食べないでね」とメモを貼るようにしました。それでも結果は同じで、メモは丸められてごみ箱に捨てられていました。仕方なく空腹のまま布団に入る朝が、何度も何度もくり返されました。

何度頼んでも変わらない夫。疲れ果てた私はSNSに愚痴を書いた

ある日の朝、私はとうとう夫にいつもより強めに伝えました。「夜勤明けに何も食べられないのは本当にしんどいの。せめて私の分は残して」と。夫はソファに寝転がってテレビを見ながら「じゃあ多めに作ればいいじゃん」と笑いました。言われたとおり多めに作った日もありましたが、そのときも大皿も容器もきれいに空になっていました。夫は量が足りないのではなく、目の前にあるだけ食べてしまう人だったのです。

何を言っても通じない夫に、私は怒る気力もなくなるほど疲れてしまいました。夜勤明けの朝、空っぽの容器を前にして、私は匿名のSNSアカウントに愚痴を書きこみました。「夜勤前に作った自分の朝ご飯を、毎回夫に食べられる。メモを貼っても捨てられる」と、容器の写真もつけて投稿しました。その日の夕方、スマホを見た私は目を疑いました。投稿には、数え切れないほどの反応が届いていたのです。

広がった投稿と共感の声。その中に届いた見覚えのある名前

鳴りやまない通知を開くと、投稿には「うちの夫も同じです」「それは食べ尽くし系ですね」という声が次々に寄せられていました。夜勤明けにご飯がないつらさに、共感してくれる人がたくさんいたのです。読み進めていくと、ひとつだけ気になるメッセージが届いていました。「この容器、もしかしてうちの弟の家のじゃない?」という内容でした。送り主の名前を見て、私は思わず声をあげました。夫のお姉さんのアカウントでした。

写真に写っていた花柄の保存容器は、結婚祝いにお義姉さんが贈ってくれたものでした。投稿が思った以上に広まって、お義姉さんのところにも流れてきたようでした。電話をかけると、お義姉さんは「あの子、子どもの頃から私のおやつまで食べてたのよ。任せて」と言ってくれました。そして次の休日、お義姉さんは私たちの家にやってきました。夫は何も知らずに、のんきな顔で玄関まで姉を迎えに出ていました。

義姉が夫に差し出したスマホ。並んだ声に夫の顔がこわばる

お義姉さんはソファに座るなり、夫にスマホを差し出しました。「これ、あんたのことでしょ。全部読んでみなさい」と言ったのです。画面には私の投稿と、何百件もの「ひどい」「奥さんがかわいそう」という声が並んでいました。夫はスクロールするたびに顔をこわばらせ、「こんなに言われることなの?」とつぶやきました。お義姉さんは「夜勤明けの人のご飯を食べるんだもの、当然よ」とぴしゃりと返しました。

夫はようやく私のほうを向き、「本当にごめん。あんなにしんどい思いをさせてたなんて」と頭を下げました。それからというもの、夫は私の容器に手をつけなくなりました。それどころか、夜勤明けの朝には自分で焼いたトーストと目玉焼きを用意して、待っていてくれるようになりました。お義姉さんからは「また食べたら私に言ってね」と心強いメッセージが届きました。久しぶりの温かい朝ご飯に、思わず笑みがこぼれました。


いかがでしたか?何度頼んでも食べ尽くしていた夫も、お義姉さんとたくさんの声で、ようやく目が覚めたようですね。家族でも、相手の分まで食べるのは思いやりに欠けています。ひとりで我慢せず、まわりに頼ってみましょう。

原案/andGIRL編集部 ※andGIRLが25〜35歳の読者を対象に行った独自アンケートの実体験をもとに制作しています

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