OTHER
「売れ残ったら給料から引くぞ!」カップ麺を500個も誤発注した私を怒鳴りつける店長!高校生バイトの協力でなんとか完売したのに、店長が自分の手柄だと言い出して・・・
読者の実体験をもとにした衝撃のエピソードを紹介!コンビニで働く私は、カップ麺の発注数をひと桁間違えてしまいました。怒鳴るだけの店長を前に途方に暮れる私を救ったのは、意外な人物で・・・。確認を後回しにしていませんか?
退屈なルーティンの中で起きた、ゼロがひとつ多い発注ミス
私はコンビニでフリーターとして働いていました。品出しにレジ、揚げ物の準備と、毎日同じ作業のくり返しで、正直なところ退屈していたのです。発注は本来、店長が最後に確認する決まりでした。けれど店長は「そんなの面倒だろ、お前が入れといて」と言い、端末ごと私に任せきりでした。私も慣れた作業だったので数字を見直すこともなく、ぼんやりと画面をタップする日々が続いていました。
ある土曜日の朝、検品をしていた高校生バイトの男の子が、段ボールの山を見て首をかしげました。「いつも50個のものが500個入荷してますけど・・・」と、伝票を差し出してきたのです。あわてて端末の履歴を開くと、たしかに私の名前で500と入っていました。50と打つつもりで、ゼロをひとつ多く押していたようでした。気づけばバックヤードは、天井近くまで積み上がったカップ麺の箱で埋まっていました。
ミスを伝えた私に、店長が浴びせた怒鳴り声と1枚の貼り紙
出勤してきた店長に、私はすぐ頭を下げて事情を話しました。ところが店長は箱の山を見るなり舌打ちをして、「何やってんだよ、どうしてくれるんだ」と大声を出したのです。レジに並んでいたお客さんが、驚いて振り返るほどの声でした。確認を私に丸投げしていたのは自分のはずなのに、店長はそのことにはひと言もふれず、私ばかりを責め立てました。申し訳なさと悔しさが入りまじり、私は顔を上げることもできませんでした。
さらに店長は、バックヤードの壁に「発注ミスの分は本人が責任を持って売り切ること」と書いた紙を貼りました。そして私に向かって「売れ残ったら全部お前の給料から引くからな」と言い放ち、事務所でスマホをいじり始めたのです。500個分の代金は、私のバイト代の半月分をゆうに超える金額でした。誰もいなくなったバックヤードで箱の山を見上げながら、私はどうしていいかわからず立ちつくすしかありませんでした。
高校生バイトのひと言から始まった、カップ麺500個の大作戦
そこへ戻ってきた高校生バイトの男の子が「俺に考えがあります」と声をかけてきました。彼は野球部のマネージャーをしていて、来週から合宿が始まるというのです。「夜食のカップ麺、ちょうど買い出しに行く予定だったんですよ」と言い、その場で監督に電話をかけてくれました。話はすぐにまとまり、合宿用に200個を買ってもらえることが決まりました。頭を下げる私に、彼は「お互いさまです」と照れくさそうに笑いました。
残りの300個にも、彼はアイデアをくれました。「賞味期限が長いから、防災用のストックにどうですかって書きましょう」と、手描きのポップを一緒に作ってくれたのです。レジ横に箱ごと積んで並べると、近所の家族連れや会社員の方が次々と手に取ってくれました。彼が友だちに声をかけてくれたおかげで、放課後には制服姿のお客さんも増えました。そして1週間後には、あれだけあった箱がすっかり空っぽになっていたのでした。
手柄を横取りしようとした店長と、壁に残っていた貼り紙
完売した週に、本部の担当者が店の見回りに来ました。売り上げの数字を見て「この店だけカップ麺がすごく伸びていますね」と驚く担当者に、店長はすかさず前に出ました。「私の指示で防災用の需要をねらったんですよ」と、得意げに胸を張ったのです。私があっけにとられていると、隣にいた高校生バイトの男の子が「店長の指示は、この貼り紙と給料から引くって言葉だけでしたよね」と、壁をまっすぐ指さしました。
貼り紙を読んだ担当者は表情を変え、発注の履歴を調べ始めました。店長が確認をすべて私に任せていたことも、給料から引くと言ったことも、どちらも本部のルールに反していました。店長は「いや、それは冗談で・・・」と言葉に詰まり、翌月には別の店舗への異動が決まったのです。あれ以来、私は発注の数字を必ず2回見直すようになりました。あの箱の山は、いつしかバイト仲間との笑い話に変わっていきました。
いかがでしたか?自分の確認不足を棚に上げ、ミスをバイトひとりに押しつける店長には驚かされますね。困ったときに知恵を貸してくれる仲間は心強いものです。ミスをしたら隠さずに伝え、まわりと一緒に立て直しましょう。
原案/andGIRL編集部 ※andGIRLが25〜35歳の読者を対象に行った独自アンケートの実体験をもとに制作しています


