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後編/「俺が食べる前に食べればいいだろ」大好物の唐揚げを35個作っても私の分まで全部食べ尽くす夫!注意しても全く反省しないので、友人に教わった作戦を試してみたら・・・のメイン画像

「俺が食べる前に食べればいいだろ」大好物の唐揚げを35個作っても私の分まで全部食べ尽くす夫!注意しても全く反省しないので、友人に教わった作戦を試してみたら・・・

作戦決行の夜。激辛の唐揚げを混ぜても夫は平気な顔

翌週の金曜日、私はついに友人の作戦を実行することにしました。前回と同じく35個の唐揚げを揚げ、そのうち5個だけ、下味のタレに激辛ソースをたっぷりしみこませました。見た目ではまったくわからないよう、ほかの唐揚げと一緒に大皿へ盛りつけました。夫はいつものように「うまそう!」と言って、うれしそうに席に着きました。私は向かいの席で麦茶をつぎながら、夫が最初の1個を口に運ぶのを見守っていました。

夫は次々と唐揚げをほおばり、しばらくすると「お、これ辛いな」とつぶやきました。ところが箸はいっこうに止まらず、何度か麦茶を飲みながら激辛の唐揚げまで平らげていきました。もともと辛いものが得意な夫には、作戦はまったく効いていないように見えました。大皿がみるみる空になっていくのを目の前で見ながら、友人の作戦もやっぱり無駄だったのかと、私はすっかりがっかりしてしまいました。

空になった大皿を前に夫が反省。ふたりで決めた新しい約束

大皿に残った最後の1個を食べ終えた夫は、麦茶のグラスを置いたまま急に黙り込みました。そして、ご飯と味噌汁しか置かれていない私の手元をじっと見つめました。「辛いの入れたの、わざとだよね。そこまで怒ってたって、今やっと気づいた」と、夫は小さな声で言いました。私は「唐揚げ、私の大好物なんだよ。いつも1個も食べられなかった」と、結婚してからずっと言えなかった思いを正直に伝えました。

夫は「ごめん。これからは最初に半分、君のお皿に取り分けるよ」と頭を下げました。その言葉どおり、次の日から夫は本当に私の分を先に取り分けてくれるようになりました。後日、友人に報告すると、「激辛より効いたのは本音だったね」と笑われました。激辛で箸を止める作戦は空振りでしたが、そのおかげでやっと本音で話し合えました。ふたりで同じおかずを分け合う食卓に、心がほっと温かくなりました。


いかがでしたか?友人の作戦をきっかけに、ずっとがまんしてきた気持ちを夫に伝えた主人公。夫がすなおに反省してくれて本当によかったですね。小さな不満も、ため込まずに言葉にして伝えることが大切です。

原案/andGIRL編集部 ※andGIRLが25〜35歳の読者を対象に行った独自アンケートの実体験をもとに制作しています

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