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後編/「あなたは送ってくれればそれでいいの」甥の送迎を押しつけ、元気がないと伝えても聞く耳を持たない義姉!車内で黙り込む甥がぽつりと漏らした本音→義姉に伝えると・・・のメイン画像

「あなたは送ってくれればそれでいいの」甥の送迎を押しつけ、元気がないと伝えても聞く耳を持たない義姉!車内で黙り込む甥がぽつりと漏らした本音→義姉に伝えると・・・

車内で始まったサッカーの話。甥の目が輝いた瞬間

その日、私は思い切って甥に、ピアノ以外で好きなことはないかと聞いてみました。ちょうどいつもの公園の前を通りかかったときでした。すると甥は急に顔を上げ、「サッカー!休み時間はいつもやってるんだ」と話し始めました。好きな選手のことや、友だちと決めたシュートのことを、身を乗り出して教えてくれました。隣の娘も目を丸くして聞いていました。後部座席の甥がこんなに話すのは、初めてのことでした。

サッカーの話をする甥は、まるで別人のように生き生きとしていました。公園をいつも見つめていた理由が、そのときやっとわかりました。甥はずっと、あの輪に入りたかったのでしょう。私が「お母さんには話したことある?」と聞くと、甥は首を横に振りました。「ママはピアノが好きだから、言えない」とうつむく姿に、胸が締めつけられました。このまま甥の気持ちに気づかないふりはできないと、私は強く思ったのです。

「ピアノを辞めたい」甥の本音を聞いた義姉が出した答え

私は甥に「自分の言葉で伝えてみたら?おばさんもそばにいるから」と声をかけました。その日の帰り、甥を家まで送り届けると、仕事から戻ったばかりの義姉が玄関にいました。甥はぎゅっと手を握り、「ママ、ピアノを辞めたい。本当はサッカーがやりたいんだ」とはっきり伝えました。その声は少し震えていました。義姉は驚いた顔で固まり、甥の真剣な目を見つめたまま、しばらく何も言えずにいました。

やがて義姉は「ママの夢を押しつけてたのかもね。ごめんね」と、甥の頭をそっとなでました。子どものころに習えなかった悔しさを、知らないうちに甥に重ねていたと、あとで義姉は話してくれました。それから甥はピアノを辞め、地元のサッカーチームに入りました。今では義姉も、試合のたびに応援へ駆けつけていると聞きました。泥だらけで笑う甥の姿に、私まで胸がいっぱいになりました。


いかがでしたか?勇気を出して本音を伝えた甥と、その気持ちを受け止めた義姉の姿に心が温まりましたね。親の期待が子どもの重荷になることもあります。ときには立ち止まって、子どもの声にじっくり耳を傾けてみましょう。

原案/andGIRL編集部 ※andGIRLが25〜35歳の読者を対象に行った独自アンケートの実体験をもとに制作しています

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