andGIRL

andGIRL

  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • LINE
  • Pinterest
  • TikTok
「もう閉店ですよ」無視して居座る迷惑サラリーマン集団!接客が天職の私が涙目で苦戦・・・そのとき救世主が放った一言とは!?のメイン画像

接客が天職だと思っていた私。閉店後も居座るサラリーマン集団

私は小さなレストランでホールスタッフとして働いています。人と話すことが大好きで、お客様から「ごちそうさま、おいしかったよ」と言われるたびに、この仕事は天職だと思っていました。常連のお客様との何気ない会話も、毎日の楽しみのひとつです。その日も、いつもカウンターの端で一人静かに食事をしていく常連の男性と「今日は忙しそうだね」と笑い合い、疲れていても気持ちよく働けていたのです。

ところが、その夜は閉店時間の22時を過ぎても、奥のテーブルで盛り上がっているサラリーマンの集団がいました。飲み会の二次会なのか、みんな顔が真っ赤で、声もどんどん大きくなっています。私が「そろそろ閉店のお時間です」と声をかけても、茶髪でスーツ姿の男性が「わかってるよ、もう少しだけ」と手をひらひら振るだけでした。店長は裏で売上の締め作業をしていて手が離せず、私がどうにかするしかありませんでした。

何度声をかけても笑ってあしらわれ、ついに涙がにじむ

私はできるだけ笑顔で「申し訳ありませんが、もう閉店なんです」と何度も伝えました。店内の照明を少し落とし、まわりのテーブルの椅子を上げて片付けも始めました。それでも男性たちは「気にしないで」と言うばかりで、会話をやめる気配がありません。同僚は洗い場から心配そうにこちらを見ていましたが、山のような洗い物に追われて手が離せませんでした。常連の男性はとっくに会計を済ませていましたが、なぜかカウンターの端の席に座ったまま、こちらを気にかけてくれているようでした。

時計の針はどんどん進み、外の通りもすっかり静かになっていました。もう一度テーブルに近づくと、茶髪の男性がグラスを掲げて「こっちは客なんだけど?もう一杯持ってきてよ」と笑ったのです。まわりの男性たちもどっと笑い、誰も帰る気などありません。お客様のためにがんばってきたはずなのに、何もできない自分が情けなくなりました。気づけば目に涙がにじみ、私はその場に立ち尽くしてしまいました。

帰り支度中の常連客が立ち上がり、静かに放った一言

そのとき、カウンターの端に残っていた常連の男性がゆっくりと立ち上がりました。その席からは、奥のテーブルでのやりとりがよく見えていたそうです。紺色のジャケットのボタンを留めると、男性はまっすぐ迷惑客たちのテーブルへ歩いていきました。そして落ち着いた声で「もう閉店時間は過ぎていますよ。店員さんを困らせないであげてください」と言ったのです。大きな声ではないのに、その一言は店内にしっかり響きました。

店内がしんと静まり返りました。茶髪の男性は「いや、俺たちは別に・・・」と言いかけましたが、常連の男性は目をそらさず、黙って見つめています。その真剣な表情に押されたのか、男性たちは気まずそうに顔を見合わせました。「すみません、帰ります」と小さな声で言うと、あわてて上着をつかみ、会計を済ませて出ていきました。騒がしかったテーブルがあっという間に空になり、同僚も洗い場で目を丸くしていました。

「いつもがんばってるの知ってるから」常連客の言葉に救われた夜

ようやく静かになった店内で、私は全身の力が抜けるほどホッとしました。すぐに常連の男性に駆け寄り、「本当にありがとうございました」と頭を下げました。すると男性は「いつもがんばってるの知ってるから」と穏やかに微笑んでくれたのです。張り詰めていた気持ちが一気にほどけ、今度はうれし涙がこぼれそうになりました。締め作業を終えて出てきた店長も事情を聞き、何度もお礼を伝えていました。

普段はお客様を支える側の私ですが、この夜ばかりは私のほうが救われました。見ていてくれる人がいると思うだけで、心がこんなに軽くなるのだとわかりました。それからは、どんなに忙しい日でも前向きな気持ちで店に立てています。常連の男性は今もカウンターの端の席に座り、「今日も元気だね」と声をかけてくれます。接客はやっぱり私の天職だと、胸を張って言えるようになりました。心まで温かくなる、最高の結末でした。


いかがでしたか?閉店後も居座る迷惑客に、常連客が放った静かな一言が見事でしたね。お店の閉店時間を守るのは、お客さんとしての最低限のマナーです。困ったときはひとりで抱え込まず、まわりに助けを求めましょう。

原案/andGIRL編集部 ※andGIRLが25〜35歳の読者を対象に行った独自アンケートの実体験をもとに制作しています

READ MORE 関連記事