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デパートの売り場にたった1人で歩く幼い女の子。迷子センターで保護し親を呼び出すと、あり得ない展開に・・・!?のメイン画像

いつものデパートの婦人服売り場で、1人の幼い女の子を発見

私はデパートの婦人服売り場で販売員として働いていました。その日は週末ということもあり、店内は多くのお客さまで賑わっていました。忙しく商品を整理していたとき、ふと通路の真ん中を歩く幼い女の子の姿が目に留まりました。年齢は4歳か5歳くらいでしょうか。キョロキョロと周囲を見回しながら、心細そうに1人で歩き回っていたのです。周りには保護者らしき人の姿は全く見当たりませんでした。

しばらく様子を見ていましたが、一向に親が迎えに来る気配はありませんでした。エスカレーターの近くということもあり、このままでは危険だと判断した私は、そっと女の子に近づきました。しゃがみ込んで目線を合わせ、「お母さんはどこにいるのかな?はぐれちゃったの?」と優しく声をかけました。女の子は私の顔を見ると、不安そうな表情を浮かべて、小さな手で自分のスカートをぎゅっと握りしめていました。

迷子センターで館内放送を依頼し、母親が迎えに来るのを待つ

声をかけられたことで緊張の糸が切れたのか、女の子の目からポロポロと大粒の涙がこぼれ落ちました。「ママが、いないの・・・」と泣きじゃくる姿を見て、私は胸が痛くなりました。周囲を見渡しても親らしき人は探しに来る様子がなく、売り場でこのまま待つのは難しいと判断しました。私は「一緒にお母さんを探そうね」と優しく手を引き、店内にある迷子センターへと急いで連れて行くことにしました。

迷子センターに到着すると、担当のスタッフに事情を説明しました。女の子の特徴や発見した場所を伝え、すぐに館内放送をかけてもらうことになりました。「〇〇売り場にて、ピンクのワンピースを着た女の子をお預かりしております」というアナウンスが店内に響き渡りました。私は女の子のそばに寄り添い、「もうすぐママが来るからね」と背中をさすりながら、母親が慌てて迎えに来てくれるのを待っていました。

館内放送からしばらくして、ようやく母親が迷子センターに現れる

館内放送をかけてから15分ほど経ったとき、ようやく1人の女性が迷子センターにやって来ました。慌てた様子もなく、ゆっくりとした足取りで歩いてくるその女性が母親でした。私はホッと胸をなで下ろし、「お母さんが来てくれてよかったね」と女の子に微笑みかけました。母親は保護してくれたことに対する感謝の言葉を口にするのかと思いきや、私には目もくれず、真っ直ぐに女の子のほうへと近づいていきました。

母親は女の子の前に立つと、開口一番「あんたが勝手にいなくなるからでしょ!探す身にもなりなさいよ!」と大声で怒鳴りつけました。デパートの店員である私に「保護していただきありがとうございます」といった挨拶は一切ありませんでした。あまりの剣幕と非常識な態度に、私はあっけにとられてしまいました。怒鳴られた女の子は怯えてさらに泣き出してしまうだろうと、私は慌てて止めに入ろうとしました。

泣いていたはずの女の子が、母親の行動を指摘し正論で言い返す

しかし、私の予想に反して、さっきまで泣いていた女の子は涙を拭い、母親を真っ直ぐに見つめ返しました。そして、「ママがスマホばかり見て、私を置いていったんでしょ!お姉さんにちゃんとありがとうって言って!」と、はっきりとした口調で言い返したのです。その正論すぎる言葉に、迷子センターにいたスタッフも私も驚いて言葉を失いました。母親は予想外の反撃を受け、顔を真っ赤にして固まっていました。

女の子の大きな声は、周囲にいた他のお客さまやスタッフの注目を集めていました。スマホに夢中で子どもを放置していたという事実が暴露され、冷ややかな視線が母親に突き刺さります。居心地が悪くなった母親は、私のほうをチラッと見ると、バツが悪そうに無言で女の子の手を強く引き、逃げるようにその場から立ち去っていきました。後ろ姿を見送りながら、あの子がこれからもたくましく育ってほしいと願うばかりでした。


親の不注意を棚に上げて子どもを叱る態度は見苦しいものですが、自分の非をしっかり指摘できる女の子の立派な姿にスカッとしましたね。子どもは親の行動をよく見ているものだと、改めて考えさせられるお話でした。

原案/andGIRL編集部 ※andGIRLが25〜35歳の読者を対象に行った独自アンケートの実体験をもとに制作しています

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