andGIRL

andGIRL

  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • LINE
  • Pinterest
  • TikTok
閉店の時刻を過ぎても居座り「低評価を書くぞ」と脅す迷惑客たち。絶体絶命のピンチを救ったのは、隅の席にいた意外な人物でした!のメイン画像

やりがいのある接客業と、閉店直前にやってきたサラリーマン客

私は小さな居酒屋でアルバイトをしていました。お客様と楽しく会話ができる接客の仕事が大好きで、毎日やりがいを感じて働いていました。しかし、ある金曜日の夜のことです。閉店の時刻まで残りわずかとなったタイミングで、数名のサラリーマン客が来店されました。すでにオーダーストップは終わっていましたが、どうしても一杯だけ飲みたいと粘られ、店長が仕方なく入店を許可してしまったのです。

一杯だけという約束だったにもかかわらず、彼らは次々と追加注文を要求してきました。お断りすると舌打ちをされ、非常に横柄な態度を取られました。ついに閉店の時刻を過ぎ、他のお客様が次々と退店されていく中、そのグループだけが一向に帰る気配を見せません。大声で騒ぎながら飲み続け、私たちが片付けを始めても全く気にする素振りすらありませんでした。店内には異様な空気が漂い始めていました。

退店を促すと逆ギレ!「口コミに低評価を書き込むぞ」という脅し

これ以上は困ると思い、私がテーブルへ行き「申し訳ありませんが、閉店の時刻を過ぎておりますので・・・」と控えめに退店を促しました。すると、彼らの一人が突然激高し、「客を追い出す気か!ネットの口コミサイトに最低の店だと書き込んでやるぞ!」と脅してきたのです。酔っているせいか理不尽な怒りをぶつけられ、私は恐怖で言葉を失ってしまいました。店長も奥から心配そうに出てきましたが、手出しできない状況でした。

警察を呼ぶべきか店長とヒソヒソと相談していましたが、事を荒立てたくないという思いもあり、私たちは完全に途方に暮れていました。迷惑客たちの笑い声だけが店内に響き渡り、どうすることもできないもどかしさで胸がいっぱいになりました。そんな絶望的な状況の中、店の奥の隅の席で、騒動に関わることなく静かにお茶を飲んでいる初老の男性客がいらっしゃいました。その方はいつも一人で来られる常連客でした。

エスカレートする迷惑行為。誰も止められない最悪の店内状況

迷惑客たちの態度はさらにエスカレートしていきました。勝手に冷蔵庫を開けようとしたり、大きな声で下品な冗談を言い合ったりと、やりたい放題でした。私たちが困り果てた顔をしているのを見て、彼らは面白がっているようにも見えました。「おい、もっと酒を持ってこいよ!」と無理難題を押し付けられ、私は悔しさで涙がこぼれそうになりました。誰もこの地獄のような状況を止められないのだと諦めかけていた、そのときです。

ずっと奥の席で静かにしていた初老の常連客が、ゆっくりと立ち上がりました。そして、真っ直ぐに迷惑客たちのテーブルへと歩み寄っていったのです。私たちは「あのお客様にまで被害が及んだらどうしよう」と焦り、止めに入ろうとしました。しかし、常連客の男性はとても落ち着いた足取りで、怒り狂うでもなく、ただ静かに彼らの背後に立ちました。店内がほんの少しだけ静まり返ったような気がしました。

常連客の顔を見て顔面蒼白に!明かされた衝撃の正体とは?

常連客の男性が「君たち、随分と楽しそうだな」と静かに声をかけました。迷惑客たちは「なんだジジイ、引っ込んでろ!」と暴言を吐きながら振り返りました。しかし、男性の顔を見た瞬間、彼らの顔から血の気がサーッと引いていくのが分かりました。先ほどまでの威勢の良さはどこへやら、全員が直立不動になりガタガタと震え始めたのです。なんと、その初老の男性は、彼らが勤めている会社の社長だったのです。

社長は静かな、しかし威厳のある声で「我が社の社員が多大なご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」と私と店長に深く頭を下げられました。そして震え上がる社員たちに向き直り、「君たち、明日の朝イチで社長室に来るように」とだけ言い残しました。迷惑客たちは「はい・・・」と消え入りそうな声で返事をし、絶望した顔で逃げるように店を飛び出していきました。こうして、私たちの店にようやく平和が戻ったのでした。


いかがでしたでしょうか。理不尽な迷惑客に絡まれ絶体絶命のピンチでしたが、まさか身内のトップに現場を見られているとは思いもしなかったでしょう。悪いことはできないものだと痛感させられる、スカッとする体験談でした。

原案/andGIRL編集部 ※andGIRLが25〜35歳の読者を対象に行った独自アンケートの実体験をもとに制作しています

READ MORE 関連記事