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「せっかくの旅行が台無し!」SNS映え最優先の彼女とドライブ中にまさかの自損事故。事故直後にも配信を始める彼女に、別れを決意するかと思いきや!?のメイン画像

念願のドライブデート♡も、彼女の目的はSNS映え

付き合って半年の彼女は、四六時中スマホを手放さないSNS中毒でした。念願だった初めてのドライブ旅行でも、彼女の目的は美しい景色を楽しむことではなく、SNSにアップするための「映える」写真を撮ることばかりでした。助手席に乗る彼女は、道中もずっとメイク直しや自撮りに夢中で、私との会話もそこそこにスマホの画面ばかりを見つめていました。私は少し寂しさを感じながらも、彼女が喜ぶならと車を走らせていました。

彼女が「絶対に夕暮れ時に写真を撮りたい!」と指定した絶景スポットへ向かう道中のことでした。日没の時間が迫り、彼女は「早くしないと日が沈んじゃう!」と隣でしつこく早くするよう言ってきました。その焦りからか、私は細い山道でハンドル操作を誤り、道路脇のガードレールに車を擦ってしまったのです。ガシャッという嫌な音が響き、車は急停止しました。幸い二人とも怪我はありませんでしたが、車体は無惨に凹んでいました。

「ちょっと何やってるの!?」パニックの中で激怒する彼女

事故のショックで呆然とする私をよそに、彼女は信じられないほどのすごい勢いで怒り出しました。「ちょっと何やってるの!?せっかくの旅行が台無しじゃない!」と大声で叫び、私の心配など一切してくれませんでした。謝罪する私に「こんな車じゃ恥ずかしくて写真なんて撮れないし、予定も全部狂った!」とまくしたてます。彼女の頭の中には、事故の事後処理よりも、SNSに投稿できないことへの不満しかないようでした。

ロードサービスを手配しようとスマホを取り出した私の横で、彼女もまたスマホを取り出しました。てっきり友人や家族に助けを求めるのかと思いきや、彼女はインカメラを起動し、なんと凹んだ車とぐったりしていた私を背景に自撮りを始めたのです。「最悪なんだけど〜、彼氏が事故ったなう」と画面に向かって話し始める彼女の姿に、私は言葉を失いました。怒りを通り越して、恐怖すら覚えた瞬間でした。

まさかの生配信スタート!?不謹慎すぎる彼女の態度に呆然

彼女はそのままSNSでライブ配信をスタートさせてしまいました。「みんな聞いて!今、彼氏が車ぶつけてマジで最悪なんだけど!」と、悲劇のヒロインを気取りながらもどこか楽しそうな声で実況を続けます。コメント欄には「大丈夫!?」「やばすぎ!」といった反応が次々と寄せられ、彼女はそれに嬉々として応えていました。警察や保険会社に連絡しなければならない緊急事態に、彼女の常識を疑うしかありませんでした。

ところが、事態は思わぬ方向へ転がり始めました。「事故現場からの生配信」という不謹慎ながらもセンセーショナルな内容がSNS上で拡散され、瞬く間に視聴者数が跳ね上がっていったのです。普段は数百人程度の閲覧数が、あっという間に数万人に達しました。彼女は「え、待って、バズってる!」と大興奮し、より大げさに事故の状況や私の情けない様子を配信し続けました。私は完全に彼女のコンテンツの一部となっていました。

怒りを通り越して感心?彼女の並外れた承認欲求が生んだ奇跡

レッカー車が到着し、事故の処理が終わる頃には、彼女のアカウントのフォロワー数は爆発的に増加していました。さらには「不幸なカップル」としてまとめサイトに取り上げられ、ちょっとした有名人のようになってしまったのです。呆れ果てて別れを切り出そうとしていた私ですが、彼女のいかなる状況も「ネタ」に変えてしまうたくましさと、並外れた自己プロデュース力に、次第に怒りよりも感心する気持ちが湧いてきました。

結局、私たちは別れることはありませんでした。その大バズりをきっかけに彼女はインフルエンサーとして企業案件を獲得するようになり、まとまった収入を得るようになったのです。恋愛感情はすっかり冷めてしまいましたが、私は彼女の動画の「ポンコツな彼氏」役として出演を続け、撮影や編集をサポートしています。今ではすっかり割り切ったビジネスパートナーとして、奇妙な二人三脚の関係を続けています。

いかがでしたか?まさかのトラブルが人生を変えるきっかけになることもあるのですね。恋人としては最悪の相性でも、ビジネスパートナーとしては最高の相性だったという、現代ならではの驚きの結末でした。

原案/andGIRL編集部 ※andGIRLが25〜35歳の読者を対象に行った独自アンケートの実体験をもとに制作しています

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