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「俺の舌は正確だ!味が全くしないぞ!」自称グルメのクレーマー客が店内で大暴れ。店長を呼び出し説教を始めた直後、まさかの展開に!?
読者の実体験をもとにした衝撃のエピソードを紹介!飲食店で働いていると、たまに出会う困ったお客様。今回は「自称グルメ」で態度の大きな男性客が、自分の勘違いから大恥をかいてしまったという、スカッとするお話をお届けします。
飲食店でアルバイト中の私が出会った、態度の大きな自称グルメ客
私が少し高級な雰囲気の飲食店でホールスタッフとして働いていたときのことです。その日は週末で店内は混み合っていましたが、ひときわ目立つお客様が来店されました。身なりは立派なのですが、やたらと大きな声でウンチクを語る「自称グルメ」のような男性客でした。メニューを開きながら「俺は味がわかる男だからな」と周囲に聞こえるように強気に独り言をしており、接客に行くのが少し憂鬱になったことを覚えています。
その男性客は、当店でも少し特殊な「こだわりの逸品」を注文されました。私は厨房から出来上がったばかりの料理を丁寧にテーブルへと運び、「ごゆっくりどうぞ」と笑顔で提供しました。男性客は腕を組みながら、まるで審査員のような厳しい表情で料理を一口だけ口に運びました。すると、先ほどまでの自信満々な表情が一気に険しくなり、カチャン!と音を立てて箸をテーブルに叩きつけたのです。
「全く味がしない!俺の舌は正確だぞ」店内に響き渡る怒鳴り声
「おい、なんだこの料理は!全く味がしないじゃないか!」男性客の怒鳴り声が店内に響き渡り、周りのお客様も驚いてこちらを振り返りました。私が慌てて駆け寄ると、男性客は「俺の舌は正確なんだ!こんな味気ないものを客に出すなんて、この店の厨房はどうなっているんだ!」と激怒していました。私が何を言っても聞く耳を持たず、「責任者を呼んでこい!」とものすごい剣幕で詰め寄ってきたのです。
私はどうすることもできず、バックヤードにいた店長を急いで呼びに行きました。店長がテーブルに到着して深く頭を下げると、男性客はさらに勢いづきました。「君が店長か?こんな薄味で金を取るなんて詐欺だ。本物の料理というものを私が教えてやろう」と、頼んでもいない料理の説教を長々と始めたのです。他のお客様の冷ややかな視線が集まるなか、店長はただ静かに男性客の言葉に耳を傾けていました。
料理論を語り続ける客に冷静に対応する店長
「塩分も旨味も足りない。素材の味を活かすという言葉を履き違えている」と、男性客のウンチクは一向に止まる気配がありませんでした。周囲の空気がどんどん凍りついていくのがわかるほどでしたが、店長は焦るそぶりも見せず「なるほど、左様でございますか」と冷静に相槌を打ち続けていました。私はその様子を少し離れた場所からハラハラしながら見守ることしかできず、早く嵐が過ぎ去るのを祈っていました。
ひとしきり説教を終えて満足したのか、男性客はドヤ顔で腕を組み、堂々とした態度で座っていました。そのタイミングを見計らったかのように、店長はふっと柔らかな笑顔を浮かべました。そして、男性客の目の前にあるお皿のすぐ横を指差しながら、ゆっくりと口を開いたのです。「お客様の素晴らしい味覚と深い知識、大変恐れ入ります。ただ、大変申し上げにくいのですが・・・そちらのお料理に関して一つお伝えしたいことがございます」
「そちらは味付け前のお料理です」メニューも読んでいなかった男
店長は続けてこう言いました。「そちらは、お客様ご自身で好みの味に仕上げていただく『体験型メニュー』でございます。横にあるこちらの調味料セットをお使いください」そう、その料理はそもそも味がついていない状態で提供されるものだったのです。メニュー表にも大きな文字で手順が書かれており、料理のすぐ隣には立派なスパイスの小瓶がズラリと並んでいました。男性客はそれに全く気がついていなかったのです。
メニューすら読んでいなかったことがバレてしまった男性客の顔は、みるみるうちに真っ赤に染まっていきました。「俺の舌は正確だ」と散々偉そうに語り、店長を呼びつけてまで説教をした結果がこのザマです。一部始終を見ていた周りのお客様からは、クスクスと失笑が漏れていました。男性客はすっかり小さくなり、何も言い返すことができないまま、そそくさと代金をテーブルに置いて逃げるようにお店を去っていきました。
いかがでしたか?自分の知識を披露しようとするあまり、メニューの説明すら読まずにクレームをつけて大恥をかいてしまったお客様のお話でした。何事も文句を言う前に、まずは周囲をよく確認することが大切ですね。
原案/andGIRL編集部 ※andGIRLが25〜35歳の読者を対象に行った独自アンケートの実体験をもとに制作しています


