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「少し早めにお願い」って何時?先輩の曖昧な指示に、自分なりに対応した結果・・・職場の「あるある」トラブル体験談のメイン画像

憧れのIT企業に入社!しかし現場は独自の言葉ばかりで・・・

私は新卒で念願のIT企業に入社しました。数ヶ月の研修期間を終え、いよいよ現場での業務がスタート。最初は簡単なデータ入力などから任されるようになりましたが、職場で飛び交う言葉に戸惑う日々でした。先輩たちは「これ、なる早でよろしく」「明後日を目途にね」と、研修では習わなかったフワッとした言葉で指示を出してくるのです。私はその曖昧なニュアンスをどう受け取ればいいのか、常に手探り状態でした。

 ある日、先輩から「明日の会議の準備があるから、少し早めに出社して手伝って」と言われました。私は「少し早め」なら15分前くらいだろうと自分なりに解釈し、翌朝は定時の15分前にオフィスへ向かいました。到着すると、なんと先輩はすでに汗だくで大量の資料のセットアップを終えようとしているところでした。私の顔を見るなり、先輩は「遅いよ!もう終わっちゃったじゃない」と不機嫌そうにため息をついたのです。

「少し」の感覚は人それぞれ?すれ違う認識を合わせていくためには

私は慌てて「すみません、15分前には来たのですが・・・」と説明しました。すると先輩は「会議の準備なんだから、最低でも30分前には来るのが常識でしょ?」と呆れたように言いました。私にとっての「少し」は15分でしたが、先輩にとっての「少し」は30分だったのです。人によって言葉の定義や感覚がこれほどまでに違うのかと、私はどうすれば先輩と時間感覚が合うのか戸惑い、曖昧な指示を自分勝手に解釈することの恐ろしさを痛感しました。

この経験をきっかけに私は思考を変えました。「自分の感覚と相手の感覚は違う。だからこそ、曖昧な言葉はそのままにせず、必ず明確な数字ですり合わせをしなければならないんだ」と気づいたのです。ビジネスにおいて自己判断は禁物。これからは「少し」や「目途」と言われたら、「それは具体的に何時のことですか?」と恐れずに質問し、絶対に同じミスを繰り返さないようにしようと行動に移しました。

生まれ変わった私!曖昧な指示にはすかさず「具体的な確認」を

 失敗から数日後、再び先輩から仕事の指示を受けました。「このデータまとめ、来週を目途に仕上げておいて」というお決まりの曖昧な表現です。しかし、今の私は以前の私ではありません。心の中でガッツポーズをしつつ、すぐに「来週の目途とのことですが、水曜日の15時という認識でよろしいでしょうか?」と、具体的な曜日と時間を提示して確認しました。先輩は少し驚いたような顔をして「うん、まあ」と頷きました。

 自分の成長を感じた私は、その後も徹底的に確認を続けました。「なる早で」と言われれば「本日の17時までですか?」と聞き返し、「少し多めに印刷して」と言われれば「予備は10部で足りますか?」と逐一数字で問いかけました。ミスを防ぐための完璧な対応だと思っていましたが、どういうわけか、確認を重ねるたびに先輩の機嫌は悪くなり、返事もどんどんそっけない態度になっていきました。

良かれと思った行動が裏目に!ついに先輩の怒りが爆発してしまう

そして金曜日の夕方、事件は起きました。先輩から「帰る前に、デスク周りをパパッと片付けておいて」と頼まれたので、「パパッととは、具体的に何分くらいかけて、どの範囲まで掃除すればいいですか?」と真顔で尋ねてしまったのです。その瞬間、先輩は大きなため息をつき、「いちいち細かく聞かないとわからないの!?それくらい状況を見て、自分の頭で考えてよ!」とオフィス中に響く声で怒鳴られてしまいました。

私は頭が真っ白になりました。勝手に判断すれば「常識がない」と怒られ、細かく確認すれば「自分で考えろ」と怒られる。一体どうすれば正解だったのでしょうか。仕事の進め方が完全にわからなくなり、「結局、先輩のそのときの状況を察するしかないのか…」と絶望的な気持ちになりました。曖昧さを回避しようとした結果、再び曖昧さの迷宮へと引き戻されてしまった私は、すっかり自信を失い、途方に暮れてしまいました。

 確認不足でも聞きすぎても怒られてしまう「無限ループ」。相手との信頼関係や、その場の空気を読むことも社会で働く上で必要なことかもしれません。一人で抱え込まず、他の同僚に相談してみるのも手かもしれませんね。

原案/andGIRL編集部 ※andGIRLが25〜35歳女性の読者を対象に行った独自アンケートの実体験をもとに制作しています

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