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「毎日来てやってるんだから値引きしろ!」買い物かごに入れた商品に値引きシールを強要する迷惑おじさん客。店長に相談して反撃!→作戦が大成功して迷惑客を退散させた話
読者の実体験をもとにした衝撃のエピソードを紹介!スーパーで働く私を毎日悩ませる、夕方の値引きシール強要客。断れば大声で怒鳴り散らす理不尽な振る舞いに、ついに店側の反撃が・・・
いつも夕方に現れる「半額シール強要おじさん」
私が学生時代に地元のスーパーでアルバイトをしていた頃のお話です。働き始めて、半年が経った頃のことでした。夕方の17時になる来店する一人の男性客の行動が悩みの種になっていました。彼は私たちが値引き作業を始める前から惣菜コーナーに陣取り、お弁当や惣菜をカゴいっぱいに詰め込んで、じっと私たちが来るのを待ち構えているのでした。
私たちが値引きシールを持って売り場に出ると、彼はすかさず近づいてきました。「ほら、これとこれ。さっさと半額シール貼れよ」と、まだ値引き対象ではない商品まで突き出してくるのです。お店のルールで指定の時間や商品以外は対応できないと丁寧にお断りすると、「融通が利かないな!毎日来てやってるのに!」と大声で威圧的に怒鳴り散らすのが日課になっていました。周囲のお客様も怖がって避けるほどでした。
エスカレートする迷惑行為に限界!店長と相談してある作戦を実行することに・・・
日を追うごとに彼の態度はどんどんエスカレートしていきました。ある日は、新入りのパートさんが対応した際に、彼女の腕を掴まんばかりの勢いで「店長を呼べ!」と脅し文句を吐き捨てたのです。その人は恐怖のあまりバックヤードで泣き崩れてしまいました。他のお客様からの苦情も増え、このままではお店の営業にも関わると判断した私たちは、ついに社員や店長に相談し、毅然とした態度で立ち向かう決意を固めたのでした。
そして迎えた数日後の17時。例の男性客はいつも通り、カゴに山盛りの惣菜を入れて私の前に立ちはだかりました。「おい、今日も全部半額にしろよ」とニヤニヤしながら命令してきます。私は恐怖を必死に押し殺し、事前に店長と打ち合わせていた通り、インカムで「惣菜コーナー、例のお客様がいらっしゃいました」と密かに合図を送りました。ここから、お店全体を巻き込んだ私たちの反撃作戦が静かに始まったのでした。
突然鳴り響く店内放送。その内容は・・・
私からの合図を受けた直後、スーパーの店内にチャイムが鳴り響きました。買い物中のお客様が何事かと顔を上げる中、店長の声がスピーカーから流れてきました。「ご来店中のお客様にお知らせいたします。現在、惣菜コーナーにおきまして、従業員に対して値引きシールの強要をされているお客様がいらっしゃいます」という放送でした。
放送はさらに続きました。「誠に恐れ入りますが、当店では個別のお客様への値引き対応は一切行っておりません。〇〇工務店からお越しののお客様、従業員への威圧的な行為は業務妨害となりますので、直ちにおやめください」。その瞬間、男性客はハッとして自分の作業着を見ました。周囲で買い物をしていた他のお客様たちの視線も、一斉に彼へと突き刺さったのが私にもはっきりと分かりました。
一斉に向けられる軽蔑の眼差し。名指しの注意に赤面!
「えっ、あのおじさん・・・」「うわぁ、みっともない」というヒソヒソ声が、静まり返った惣菜コーナーに響きました。いつもは私たちを大声で怒鳴りつけていた彼の顔は、みるみるうちに耳まで真っ赤に染まっていきました。他のお客様からの冷たい軽蔑の眼差しと、完全に孤立した状況に耐えきれなくなったのか、彼は持っていた買い物カゴを床に乱暴に放り投げると、一言も発することなく逃げるように店の出口へ向かいました。
逃げ帰る彼の背中を見送りながら、私と同僚は思わずホッと胸をなでおろしました。その後、店長がすぐに売り場へ駆けつけて「よく頑張ったね」と労ってくれました。周囲のお客様も「大変だったわね」と優しく声をかけてくださり、本当に救われた気持ちになりました。あの公開処刑のアナウンスがよほど恥ずかしかったのか、それ以来、あの赤いジャンパーの男性客がうちのスーパーに姿を見せることは二度とありませんでした。
昨今問題になることが多いカスハラですが、毅然とした対応が根本的な解決に必要なのかもしれません。従業員が安心して働ける環境を守るお店の姿勢を称賛したいですね。
原案/andGIRL編集部 ※andGIRLが25〜35歳女性の読者を対象に行った独自アンケートの実体験をもとに制作しています


