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「あ、送っちゃダメでしたっけ?」指示を聞かずにミスを連発するモンスター新入社員!メモすら取らない彼女はがある日、無断欠勤!?かかってきた電話に出ると声の主は・・・のメイン画像

新入社員の教育係を任されるも、問題児を引き受けてしまい・・・

入社して数年が経ち、仕事にもすっかり慣れてきた私は、今年初めて新入社員の指導係を任されることになりました。「どんな子が来るんだろう」と張り切っていましたが、配属された後輩は予想外の問題児。挨拶は小さな声でボソボソ、教えた業務は翌日には綺麗さっぱり忘れてしまうのです。とはいえ、「最初は誰でも失敗するものだから」と、まずは根気強く教えようと楽観的に考えていました。

ある日、彼女に顧客へ送る書類の作成をお願いしました。「書類ができたら、お客様には絶対に送らないで。まずは私が確認するからね」と念を押したのですが、数時間後、お客様から「書類が届いたのですが、記載の抜け漏れがあるようです」とクレームの電話が入ったのです。青ざめる私をよそに、彼女は「あ、送っちゃダメでしたっけ?」とポカンとしています。

メモを取るよう指導するも「大丈夫です!」と謎の自信

何度同じミスを繰り返しても一向に改善しないため、彼女の行動を見て原因を探ると、彼女は一切メモを取らないことが発覚しました。口頭で説明したことを右から左へ聞き流しているのです。「仕事の流れは必ずメモを取るようにしてね。覚えきれないでしょ?」と優しく指摘しても、彼女は悪びれる様子もなく、「大丈夫です!ちゃんと聞きましたから!」と、根拠のない謎の自信を見せました。

「頭に入っている」という言葉が嘘であることは、その後の行動ですぐに証明されました。電話の取次ぎでは相手の名前を忘れ、コピーをお願いすれば部数を間違え、挙句の果てには社内会議の時間を間違えて無断欠席。その度に私がフォローに走り、周囲の先輩たちも「あの子、ちょっとヤバくない?」と眉をひそめ始めました。私の疲労とストレスは、日に日に積み重なるばかり。今後が思いやられ、上司とも相談することを考え始めました。

手に負えない後輩に限界を感じ、上司に配置転換を打診

彼女の「大丈夫です!」という言葉を聞くたびに、私の胃はキリキリと痛みました。業務の基本すら身につかず、反省の色も改善の意思も見られない彼女を、これ以上私の部署で抱えきるのは限界でした。上司に相談し、「彼女の適性に合った別の部署へ配置転換できないか」と真剣に話し合いました。私の指導力不足を責められる覚悟でしたが、上司も彼女の勤務態度の悪さを理解していたようです。

配置転換の話が進み始めた矢先のことです。ある日の朝、彼女は始業時間を過ぎても出社してきませんでした。また無断遅刻かと思い、彼女のスマートフォンに何度電話をかけても繋がりません。社内が少し騒然とし始めた頃、総務部から私の部署へ一本の電話が入りました。その電話の内容は、私たちの想像を遥かに超える、あまりにも現代的で呆気ないものでした。

彼女からの連絡は本人の声ではなく・・・

電話の声の主は彼女ではなく、なんと「退職代行サービス」の担当者でした。「ご本人の強い希望により、本日付で退職とさせていただきます。会社からの直接の連絡は控えてください」という事務的な通達でした。引き継ぎも、謝罪も、挨拶すら一切なし。昨日まで「大丈夫です!」とケロリとしていた彼女は、私たちに何の相談もなく、あっさりと会社を辞める道を選んだのです。

彼女が残していった、一度も開かれた形跡のない真っ白なノートを見つめながら、私は深い疲労感に襲われました。怒りよりも「私のあの時間は一体何だったんだろう」という虚無感の方が強かったです。残された業務の処理に追われながら、上司とは「今の子は辞め方もドライなんだな」と苦笑いするしかありませんでした。彼女の行先も心配ですが、ひとまずは平和な日常が戻り安心できました。

「メモを取らない」「ミスを反省しない」というだけでなく、最後は退職代行であっさり姿を消すという、現代のリアルな職場トラブルを描いたエピソードでした。指導する側の苦労が偲ばれますね。

原案/andGIRL編集部 ※andGIRLが25〜35歳女性の読者を対象に行った独自アンケートの実体験をもとに制作しています

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