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【専門家が解説】2024年1月から新しくなる新NISAとは?始める前に知っておくべき基礎知識のメイン画像

始める前に疑問を解決!NISAの基礎知識

「NISAがオトクなことはわかったけれど、そもそもNISAって何?」という人のために、基礎知識をレクチャー。現NISAと新NISAの違いも解説します。

教えてくれたのは・・・やさしいお金の専門家・横川楓さん

一般社団法人日本金融教育推進協会代表理事。明治大学法学部卒業後、明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科へ進学。24歳でMBAを取得。大学院卒業後、お金の知識の啓蒙活動を開始。「お金のことを誰よりも等身大の目線でわかりやすく」をモットーに活動中。andGIRL読者と同じアラサー。

2024年から始まる新NISA。現行のものとどこが違うの?

非課税保有期間がなくなり限度額もアップ!より使いやすくなりました

現NISAでは、一般NISA(新NISAの成長投資枠)とつみたてNISA(新NISAのつみたて投資枠)の口座を同時に持つことはできませんが、新NISAでは併用が可能。また、現NISAにある期間は撤廃され、ずっと非課税で投資できるように。投資額の上限も上がり、より利用しやすくなります。

画像名
横川楓

持っている商品を売却すれば、翌年に非課税保有限度が復活!

新NISAについてまとめました◎

そもそも政府はどうしてみんなに投資をさせたがるの?

投資という名目で一般からお金を集めて経済を活性化させたいから

投資には個人のお金を増やすという側面と、株式上場している会社が使えるお金を増やすという側面があります。集めたお金で企業が新しいことに挑戦して業績が伸びれば、日本経済も発展する可能性が。一般の人からお金を集めるために、国は投資を呼びかけているのです。

NISA制度の最大のメリットって何?

投資で生じた利益に対して税金がかからないからオトク!

普通の投資では、利益が出たらその額に対して約20%(正しくは20.315%)の税金がかかります。それがNISA制度を使えば非課税になり、利益分がそのまま受け取れるのです。利益額が大きければ20%だと相当の金額になるため、かなりオトクだと言えます。

画像名
横川楓

企業にとっても個人にとってもメリットがあってWin-Win

NISA制度ってどこで始められるの?

銀行や証券会社、郵便局などで始められます

銀行や証券会社、郵便局などで始められますが、どこで始めるにしろ、まずは証券口座という投資商品を売り買いする口座を開設する必要があります。そこからさらに、NISA専用の口座を作らなければいけません。

画像名
横川楓

NISA制度を使えばこの税金2万円が引かれません!

NISA制度ではどのような金融商品が買えるの?

つみたて投資枠と成長投資枠では買える商品が異なります

つみたて投資枠(現NISAのつみたてNISA)は金融庁が積み立てに適していると判断した投資信託のみ買えますが、成長投資枠(現NISAの一般NISA)では、投資信託に加え、上場株式など取り扱い商品の幅が広がります。ただ、債権、金、FXなどは買えません。

  • つみたて投資枠・・・投資信託(金融庁が選別したもの)
  • 成長投資枠・・・上場株式・投資信託・上場投資信託(ETF)・不動産投資信託証券(REIT)等

撮影/国井美奈子 構成・文/水浦裕美 ※andGIRL2023年秋号より

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