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今、イイ男は “おぎやはぎ” !?その理由が深すぎるのメイン画像
andGIRL 2015年3月号より
コラムニストの芳麗さんが、大人の女性を美しくする “音楽と本” について毎回ゲストと語り合う『andGIRL』の人気連載「芳麗の[本と音楽の話]Café」。
3月号ではゲストに『男をこじらせる前に』などの著作を持ち、社会学やジェンダー論に明るい著述家の湯山玲子を迎え、今を生きる男性の生態から “イイ男” を紹介している。
芳麗:男性もこじらせていますか?
湯山:100%こじらせていますよ。今の時代、男らしく生きるって難しい。昔は会社を逃げ場に体裁が保てたけど、今は女性が職場に進出してきていて、そうもいかなくなってきている。しかも男は自立より集団依存が好き。
芳麗:集団行動が好きですもんね。
湯山:そう。女たちは家とか仕事とか女らしさの狭間で苦しみつつも、自分で物事を判断していく自立の道を選んだ。そうでない人も、その道を理解しているけど、男たちはいまだに仲間にすがる。そういうオヤジを批判する若い男の子たちも、「オレたちが所属できる新しい集団が作りたい」って言うから同じ。いつまで仲間でつるむんだろうって思います。
芳麗:本書では、そんな中でも「今、イイ男とは、おぎやはぎである」と語られていたのが面白かった(笑)。
湯山:あの2人は、自立の気配があるもの。上下関係の厳しいお笑い界で、大御所とも後輩とも対等に接して好かれている。飲み会の出席率はいいだろうけど、派閥には属していない。「おぎやはぎですけど、それが何か?」っていうネタ通りでいいよね!ニートで孤立していて「それが何か?」な男はいるけど、仕事のできる会社員はそうではない。
芳麗:デキる仕事人で人柄も良いけど、媚びない男。ああいう男性って一般社会にもいますか?
湯山:うーん。2人は経験値もあるけど、もともとコミュニケーション能力も高いだろうし、根源的な自信があるんでしょうね。子どもの頃から勉強とか運動とは関係なくて、一目置かれるタイプ。あと、彼らの母親が自立していたのかも。息子離れ、母離れできているよね。
本誌ではほかにも、このような “イイ男” に愛される女になるには、どのように男性と付き合っていくべきか、またアラサー女子が読むべき本や音楽をそれぞれ「Books Review」「Music Review」と題して特集している。

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